2012年12月27日木曜日

Windows Server 2012 で Windows Server 2008 R2のHyper-Vを管理できないなんて馬鹿にしてるのか!


会社では、多数のサーバを仮想環境で動かして管理している。プラットフォームは、すべてWindows Server 2008 R2、つまり仮想環境は、Hyper-V 2.0だ。

今度、管理用PCをアップグレードする事になった。会社は、Microsoftと関係があるので、当然ながら最新OSを使えと言う。それならばと、WIndows Server 2012にした。

まあ、私も新しもの好きだから、これ幸いとのった。以前にもWindows Server 2012を評価のためにインストールしていて、スタートメニューが無くなってWindows 8 メニューになっている事くらいしか違いはわからなかった。もちろん、正式に物理コンピュータにインストールしたわけじゃないので、ほんの触りだけだ。業務に使うところまで真剣に評価したわけではなかった。どちらかというと、WIndows 8の代わりに試していた感じだ。

だが、天下のMicrosoftだから、今回の事は特に気にしていなかった。ところがである。インストールも終わって、仮想サーバを管理しようと、接続したら跳ねられる。その理由が、なんとこのバージョンでは、Windows Server 2008 R2の仮想サーバは管理できませんとのたまう。

なんじゃそりゃ。と、調べてみると、なんと驚愕の事実がわかった。なんと、Windows Server 2012に搭載されているHyper-V 3.0管理コンソールは、Windows Server 2008 R2のHyper-V 2.0を管理できない仕様だというのだ。

どこの世界に、前バージョンのサーバが管理できないアップグレードがあるだろうか。それとも、稼働中のホストOSまで全部一度にアップグレードしろとでも言うのだろうか。確かに管理機能が大幅にアップグレードしていて動作中の仮想サーバをコピーしたり出来るようになになっている。なるべくなら稼働途中のサーバは止めたくないのが本音だから、確かに便利になっている。だが、問題無く動作しているOSを入れ替える事はまれだろう。第一コストも相当なものだ。仕方ないので、Windows Server 2008 R2に変更する羽目になってしまった。


それにしてもMicrosoftよ、大丈夫か?


折角セットアップしたのに。この時間は無駄になってしまった。この時間を返せ!

自宅のノートPCにインストールしていたWindows 8も結局アンインストールしてしまったほどに出来の悪いOSだ。SP1が出るまではまともに使えないのでは無いかと思っている。実際Windows 8単体の販売はかなり低迷していると聞く。だいたいServer OSにWindows 8のタイルスタートメニューにしなくちゃいけない理由は全くない。どうも悪いスパイラルに入っている気がする。Windows Vistaの二の舞じゃないだろうか。いや、ある意味旧バージョンを切り捨てた事でさらに悪い気もする。iOSやAndroidにコンシューマOSを乗っ取られかねないという危機感からWindows 8はわかる気がするが、それとは直接関係の無いServer OSの事だ。新規の案件なら使えるかもしれないが、また次のバージョンでは、互換性が無いとなれば、使っていいものか考えてしまう。

こんな年の瀬に色々と忙しくしてくれて本当に本当にありがとさん。

どうも、愚痴っぽくなってまってすまない。

しかし、まじめにMicrosoftはどうなっちゃたんだと思える。内部構造の問題なのかもしれないし、Microsoftにもいい訳があるかもしれないが、ユーザ無視のこのような仕様は受け入れがたい。と思うユーザも多いのはずだ。クライアントOSのみならず、サーバ用OSまでこの有様では。どうなるのだろうか。ちなみに、Hyper-Vの機能は、Windows 8の上位エディションにも入っているが、基本Windows Server 2012のHyper-V 3.0と同じものらしいので、同様の仕様とのことだ。