2012年10月2日火曜日

四国ツーリング その3 足摺岬は....

さて、1日目の石鎚山からの続きだ。

展望所からもまだまだ林道の狭い道は続く。しかも、下るどころか上がっている感じもする。くねくね曲がっていて、景色をゆっくり見る暇もない。ただ、止まったりすることもないので、3速、4速あたりに入れておけば、そのままずーと走れてしまう。

なかには、岩がゴロゴロしたがけもある。この写真では見られないが、時折小石が散らばっていることがある。おそらく、そこそこの大きさの石が落ちてきて砕けたのだろう。気を付けないと滑る上に、石をはじいてしまうこともある。

展望所で、ガスがだんだんと来ていたが、それが途中からやってきた。なんと下からもくもくと上がってくるのだ。もしかすると、雲海が見れたかもしれなかったが、そこまで高くはなかったのだろう。

かなり走って、やっと降りてきた。

 林道から、194号線に出た。ここからは、広い見通しのいい道だ。直線もある。

だいぶペースも上がってきた。

 展望所から1時間半程度走ったところで、道の駅「木の香」に止まった。

 どうやら温泉もあるようだ。

 寝不足もあり、もう相当に走った感じがしている。

ここにレストランが有ったが、11時開店だった。現在時刻は、9時過ぎだ。土曜だというのにもっと早く開いていて当然ではないかと思ってしまう。四国って意外にのんびりしているのかもしれない。あくせくしている自分たちのことをすこし考え直さなくては。

ここで、すごいと思ったのはこの川だ。薄く着色していて透明度がものすごく高い。全く汚れを知らないきれいな川だった。あまりに綺麗で、魚などの姿も見えなかった。

そこで少し休んでから、また走り出した。車もあまり多くなく、淡々とした走りになってしまい。眠気が襲ってくる。おいおい対向車線走っているぞ。と思わず叫んでいた。後で聞いたら、一瞬気を失っていたとか。危ない。

そして、11時ころになって次の道の駅「土佐和紙工芸村」に入った。

もう、時間もだいぶ昼に近くなっていることもあってか、そこそこの混みようだった。時刻は11時前だった。

見ると、うどんと書いてある。

中に入ると、食堂があった。

紫黒うどんという珍しいものがあったので頼んだ。

ついでに、100円のおでんも食べた。長い串に三角の厚揚げが刺してあり、その先に小さなこんにゃくが付いている。なんでこんな風にしているのかと不思議がっていると、ツーリング仲間が、厚揚げだけを刺したら、すぐに抜けるから抜け止めにコンニャクを刺しているのだろうと明快な解釈を。結局、店の人には聞かずじまいだったが、おそらく正解だろう。

さて、やってきた黒いうどんは、見た感じ太いそばのようだった。食べてみるとぶつぶつと千切れる感じの腰のない麺で、正直に言ってうどんというにはほど遠く、あまりうまいものではなかった。みょうがのテンプラは、まあまあだったが。

こちらは、釜揚げうどんで、これを食べた人によれば、まともなうどんだったとのこと。

それでも、今日最初のまともな食事だったので一応完食だ。というか量も大したことは無かった。ここまでもったのも、昨夜遅くまで飲んだり食ったりして腹いっぱいだったことと、寝不足もあってあまり腹が減らなかったからだ。

食事も終わって、また出発だ。


一時走ったら、33号線へ標識があり、右折した。

すると、仁淀川橋があり渡った。もう、だいぶ車も多くなってきた。町という感じになってきた。


それとともに、渋滞も激しくなってきた。なかなか距離が稼げない。


四国のローソンには、この看板のあるところには、イートインで讃岐うどんが食べられるらしい。それも、インスタントものではなく、ちゃんとしたうどんだ。前もって調べていたので、食べてみたかったのだが、食べる機会がなかった。これが心残りだ。


足摺岬の手前の四万十川市までまだ90キロ。


ここから、56号線に入る。右折だ。ここからさらに走った。

だいぶ走った気がするのに、まだ76キロもある。


33号線の渋滞が嘘のように、すいすい走れて、少し距離が稼げた。しかし、食事してから1時間以上走っている。ここで一休みにコンビニに入った。残念ながら、うどんの看板はなかった。


ここで、すでに13時を回っている。走行距離は、200キロ程度。ここから、足摺岬まで、100キロ近くある。今日の宿である宇佐市は、逆方向なので足摺岬まで往復200キロ程度走ることになる。その上、さらに土佐市まで40キロ程度走ることになる。

朝の5時から走って13時時点で200キロ、これからまだまだ250キロも走るというのは、とても現実的とは言難い。そこで、足摺岬はあきらめることにした。そのまま土佐市に行くのももったいないので、桂浜に寄ってから、ホテルに行くことにした。