2012年9月1日土曜日

F1 2012 第12戦 ベルギーGP 予選で小林可夢偉フロントロー

今、F1の第12戦 ベルギーGPの予選が終わった。なんと、小林可夢偉がフロントロー(2番手)を獲得した。誰かがペナルティーと言うわけでは無く、自力で取ったポジションだ。

実を言えば、Q1では、ぎりぎりだったし。最初の走行では、チームメートのペレスが2番手だったのに比べると差が大きかった。Q2でも、1回目の走行では、あまり良くなく、2回目で、なんとか乗り切った。この時も、ペレスとは0.5秒程度もの差があった。なんとかQ3には、残ったもののQ3も2回走行なのかと思ったら残り4分を切るまで出ないという作戦だった。Q1,Q2を見れば、小林可夢偉が1発でベストなタイムを出せるとは思わなかった。しかし、考えて見れば、それはタイヤが無いので1発勝負いがいに方法は無かったのだ。それが、どうだ。最後の最後でセカンドセクターで今回の予選でのトップタイムを出してのフロントロー獲得となった。ただ、明日の決勝では、新品のソフト側タイヤが無いので、バトンに対抗するのは難しいだろう。それでも、チャンスが無いわけでは無い。いままで、ザウバーというか小林可夢偉は、Q3進出していいポジションからスタートしても、いい結果が出ていないので、これも覆して欲しいと思っている。

今回のコースである、スパ・フランコルシャンサーキットは、古くからある有名なサーキットで高速かつ、アップダウンの激しい事で有名だ。特に、セクター2は、くねくねとしており、ドライバーズコースと呼ばれている。ここで小林可夢偉は、予選での最速タイムを記録した。(下のコースでは、右側の赤い部分だ)


このサーキットの動画でF1の速さを驚かせてくれるものがあるので載せておく。比較対象は、GTカーレースだ。当然ながら、GTカーレースも名だたるスポーツカーをベースにレースカーにしたもので、特段遅いと言うわけではないが、カーレースの最高峰には全く子どもの三輪車なみだと言うことがよくわかる。この異常な速度で蛇のようなS字コースを走るレーサーのすごさというのも実感としてわかろうというものだ。