2012年8月22日水曜日

SUZUKI INAZUMA 400 英彦山に涼みに行った

8月も終わりだというのに暑い日が続いている。しかも、いまいち天気がはっきりしない。こういう時は、高地に涼みに行くのがいい。ということで、英彦山に行った。

出発前のメータ。まだ、納車してから51kmしか走っていない。一気に走行距離を伸ばすつもりだ。エンジンの掛かり具合は、まずまずだ、Bandit250は、必ずチョークを引く必要があったが、INZAUMA400では、その必要は無いが、少しアクセルをひねらないとエンジンがかからない。かかってしまえば、安定している。標準では、アイドリング回転数は1,300回転となっているが、このINAZUMA400は、1.000回転と低い。それでも、全く問題無く安定していて、今回の走行でもエンストは1回も無かった。

気温は、35度。とにかく暑い上に蒸す。普段だと家にいてエアコンかけてという感じなのだが、新しく導入したバイクには乗りたくてたまらないものだ。

途中で、「ぶとっ」としたバイク発見。後ろからだとアメリカンかなぁという感じだった。

ところが、信号シグナルでは、一気に飛び出して、あっという間に見えなくなった。左のニンジャはおそらくリッターバイクだろうが、何か車体に異常があったのか、下回りを見ていたら出遅れた。私も、その後ろにいたので、出られなかった。その為、右にいたバンに先に行かれている。

しかし、そこからがすごい加速だった。

一気にバンを抜き去って、小さくなった。

そして、先に行っている2台を抜き去り、

見えなくなった。私も、それなりに精一杯がんばったのだが、相手にならない。

ちなみに、INAZUMA400の出足だが、そんなに速くは無い。でも、2,000回転も回しておけば、すんなりと発進できる。Bandit250では、ストールしてしまいそうな回転数だ。そういったときにこそ、トルクを感じる。そして、トップ2,000回転でもとことこ走るし、じわりとアクセルを開けば加速もする。ちょっした坂でもなんとか登れるくらいのトルクだ。もちろんエンストしない程度の実用性ということだが、のんびり走っている時にはこれこそがとても気を遣わなくていいので楽なのだ。


話がそれたが、後でまた信号で追いついたら、アメリカンだと思ったバイクは、YAMAHAのVMAXだった。新しかったので1700ccだろう。INAZUMAの4倍モノ排気量だ。相手になるわけが無い。しかし、作業服だろうか、とてもバイク乗りと言う感じでは無く、原付バイクにちょっと乗りましたという感じで、バイクはVMAXですか。そうですか。世の中いろんな人がいるようだ。
※このVMAXだが。後で調べたところマフラーの形状から旧型の1200ccだと思われる。


そして、ちょっと例の農道に寄ってみた。走りの感じは、ジェンマに近い。速度は、「ゆわ」から「よえ」程度で、とても安定しているので、怖くない。リーンアウトもできる。それなのにパワーもあるので、登りがトルク有る感じの加速だ。不安定感が無いのがいい。やはり、太いタイヤはそれなりに威力がある。

また、カウルの効果は有るようだ。「やわ」を超える速度になると、カウルの無いときには、全身に風では無く風圧を感じたのだが、今回は風を感じる。小さいので、全く風を感じないと言うことにはならないようだ。3桁の速度で走っても、平気だったので、なかなかいい感じだ。しかも、いちばんいいのは、風が巻かない事だろう。デザイン性も良く、実用性も高いと感じた。ネイキッド乗りなら、装備してみてはどうだろうか。意外に安いし。

途中で、水車発見。少しは涼しい感じもしたが、やはりとても暑い。

途中で、自販機で飲み物を購入してのどを潤した。で、丁度ベンチがあったので、カメラを置いて記念撮影。後ろの軽トラが気になる。この道は滅多に車は通らないのに、写真撮るときだけ車があらわれるのはどういうわけ? 下は証拠写真。
この写真でも、後ろに乗用車が写っている。それも、2枚ともバイクの真後ろにだ。こんな偶然があるだろうか。

写真を見て思うこと。以前気になっていた、私の体格と車体とのバランスは、まあまあではないだろうか。これならば、窮屈な思いもしないし、バランス悪いと言われることも無いだろう。もちろん排気量は400ccしかないので、それなりのパワーだが、私にはこれくらいが扱いよくていい。不満の無い程度の加速感を味わえる。Bandit250に比べれば、十分なトルクもあるし。回せば、それなりのパワーも味わえる。とにかく、乗りやすさはピカイチだ。

新規購入したSHOEIヘルメットは、かぶっていて違和感が無いし、ZENITHが少しサイズオーバー(XL)で、ずれやすかったのに比べるとがっちりしていていい。ただ、一番の問題は、ヘルメット脱がないと飲み物を飲めないことか。信号待ちでちょっと水分補給ということはできない。

さて、ここから先は、だんだんと登って行く。しかも、くねくねした道が続くので、ペースが上がらない。時折、カーブから突然車があらわれるので、狭くて危ない。

それでも、だいぶ登ってきた。

写真のように、暑いので半袖で来たのだが、だいぶ涼しくなってきた。

そして、登るに従って、路面が濡れてきた。ますます、ペースが上がらない。

霧も出てきて、前もよく見えないし。

と、突然前からバイクが4台ほどツーリングだろう。

最後のバイクには、バシャーと水を掛けられたが、これもお互い様だ。

そして、英彦山の回りを通る道の一番高いところに到着。なんと気温は24度。半袖で走ると、涼しいを通り越してすこし肌寒い。

ここで、少し涼んで行くつもりだったのだが、だんだんと空模様が怪しくなってきたので、早々に帰宅する事にした。

が、雨も少しだが降ってきて、道が川状態に。が、それもあまり続かなかった。おそらく、私が到着する前に激しく降ったのだろう。丁度止みかけたところを走っていたらしい。

山の中だというのに、歩いている人を発見。登山者とも思えない服装だし、荷物も持っていない。もしかすると、夏休みの合宿だろうか。しかし、回りには何も無いのだが。

だいぶ、降りてきたら、今度は、道のあちこちでこのように、ポールが立ててある。おそらく、左の崖から濁流が流れてきて、道を覆ったのだろう。土が路面にあって、砂がまかれた様な状態で、滑りやすい。8月は、福岡地方では、大雨が続いて、土砂崩れなどの被害が多かったが、その名残なのだろう。

さらに、下ると、このようにその傷跡が残っていた。あの豪雨から数日経つので、道は通れるようになっていたが、おそらくこの木材混じりの土砂が道路をふさいだに違いない。

かなり走って、以前ジェンマとBandit250で走った峠を走ってみた。Bandit250よもエキサイティングでは無い。INAZUMA400が、そういう性格のバイクでは無いからだろう。

だからといって、遅いとか、つまらないと言うことも無く、ジェンマやbandit250よりも、安心してというか余裕を持って、走れた。特に急なクランクの切り返しがとても楽だった。


今日の走行は、120km程度だった。トータル175km。まだ、燃料計は半分もいっていない。もしかすると、だいぶ燃費がいいかもしれない。