2012年7月24日火曜日

Bandit 250を倒したら起こせない

大型自動二輪の試験の前に、事前審査がある。そこでは、200kg以上有る750ccのバイクを倒して起こさなくてはならない。試しに、Bandit 250を倒してみたのだが、絶対に真似しない方がいい。全く起こすことはできなかった。それどころか、全く浮き上がりもしなかったのだ。

結局、Keiからジャッキを取ってきて、ジャッキアップして何とか起こすことができたが、何も無い所で起こすのは、絶対に無理だっただろう。いままで、ツーリングの時に倒しているが、皆が助けてくれたから起こすことができたのだ。一人では、起こせなかっだろう。

どうして起こせないのか。本当に、全く浮きもしないのだ。

これは、Bandit 250では無いが、この図を見て欲しい。

このような感じで倒れるのだ。タイヤは、浮いてしまっている。接地しているのは、ステップとタンク下のフレーム、ハンドルだ。ガソリンを入れた直後だったので、おそらく200kg程度になっていただろう。Bandit 250は意外にエンジンが高く、重心位置は高めなのだと思われる。その為に、とても安定が良くない気がしている。おそらくだが、矢印の所に重心位置があって、ここに200kgがかかっている。これを起こそうとすると、まずは、タイヤを接地させなければならない。ということは、ステップの所を支点として、シートやハンドルを持って持ち上げると言うことだ。どう考えても、200kgの半分の100kgのものを持ち上げる事と同意と言うことになる。私は、以前50kgのバーベルを持ち上げてみようとしたことがある。持ち上がらないことも無いが、相当に厳しい。ましてや、その倍となると、とても持ち上げる事はできない。従って、全く持ち上がらないということになった。ジャッキは、丁度矢印の付近のフレームの出っ張りにかけてジャッキアップして、タイヤを地面に付けられた。もう、すでにだいぶ車体は、起きていたので、そこからはなんとか起こすことができた。

もちろん、ガソリンを満タンにした後であったために、予想よりも重心位置が高かったことが大きな原因ではあっただろう。

この一件で、私は、750ccの200kgオーバーの車体を起こすことができるのかいささか自信を無くしてしまった。

そして、Bandit 250を倒してしまったら、起こすことはかなり難しいということもわかり、さらに、乗ることさえも怖くなってしまった。

こんな事で、大型自動二輪の免許などが直接検定で取れるのだろうか。

実は、もう一つ問題がある。これは、もしかするとBandit250だからなのかもしれないが、サイドスタンドを先に外して、乗車することができない。ハンドルが低くて、かつ狭いので、跨がろうとしても、ふらふらしてしまう。重心位置が高いことも要因の一つだろうと思うかのだが。大型自動二輪では、乗車の際に、先にスタンドをはらってから、乗車しなければならないそうだ。そんな不安定なことはできない。サイドスタンドを下ろして、それを左足で踏んづけてからいつも乗車している。それでも、安定していない。いつかは、右側に倒してしまうのでは無いかと心配だ。実際、2回目のBandit250でのマスツーリングの際に、それは起こっている。道が斜めで不安定なため、サイドスタンドを立てて、安定した状態にBandit250を置けなかったのだ。そこで乗車しようとして、こかしてしまっている。
私は、若い頃にバイクで事故に遭い、右足の太ももの骨を複雑骨折している。その為に、足が少し曲がっている。それが原因で、足が高く上がらないのだ。

トラウマが、よみがえってきてしまっている。