2012年6月21日木曜日

Windows Server 2012を試す(4)

一応今回で一区切りとしたい。最終回は、Windows Server 2012というかWindows 8で、マルチディスプレイ環境を試すといったいどのようなことになるのだろうか。


さっそく試してみた。

これがその画面のキャプチャーだ。センターのメインディスプレイにスタートが1つだけ表示されて、両方のモニタには、普通のデスクトップが表示される状態なる。全体が一つの大きなMetro画面になっても良かったように思うが、そうではなかった。もしかすると設定がそのように変更できるのかもしれないが、見つけていない。しかし、マルチ画面ではMetro環境を使いながら、デスクトップアプリも同時に使えるという状態が構築できることになる。もしかすると、Windows 8時代では、マルチモニタが普通になるかもしれない。

だが、よく見ると、両サイドの画面にもタスクバーが表示されている。私は、自分の環境では、タスクバーを左に縦に表示される設定をしているため、左側にそれぞれタスクバーがある状態だ。Metroのスタートは、それぞれの画面の左下にカーソルを置くことで起動できるが、起動した画面でのみMetro版スタートが表示される。
このような状態だ。つまり、たとえ真ん中にスタートが表示されていても、左の画面でスタートを起動すると、真ん中はデスクトップに変わって、左側のみがスタートになるという形となる。動的にメイン画面が変わる感じだろうか。

スタートからデスクトップを起動すると3つともタスクバーのある画面となった。タスクバーのプロパティを見ると...

赤枠の所に、「すべてのディスプレイに表示する」というチェックがある。このチェックを外すと。

このように、メインのモニターのみにタスクバーが表示される状態となる。なお、タスクバーの有る無しにかかわらず、右のサイドメニューの表示は、ここの画面で表示させることができるのは、ちょっとしたことだが、便利だ。


タブレットと異なり、デスクトップはこのような広大なモニター環境も構築できる。その様な環境では、デスクトップアプリケーションを複数起動して、マルチに動かすということは当然だが、Metroアプリさえも、マルチ画面で複数起動できるという環境ができてもよいのではないか。

そのような、タブレットではなし得ない大画面、複数画面というリッチな環境も楽しみたいモノだ。果たして、このようなリッチな環境で、Metroがどう評価されるのかも楽しみな点だ。