2012年6月12日火曜日

仙酔峡ツーリング

今月のツーリングクラブでの行き先は、阿蘇の仙酔峡だ。先月とほぼ同じ場所なのだが、コースは違うので、同じ地方を回っている気はしなかった。だが最も大きな違いは、前回は同じ300キロ超のコースを二日間で走ったのにたいして、今回は1日で走る事だ。そのため、早朝6時に自宅を出発した。

前回は、休みも多めで、のんびりと走った感じだったが、今回は少しハードだった。しかも、14台という大集団だ。
 かなり長い列となる。
 途中では、先頭集団が見えなくなること数回だ。
 やっと、阿蘇に近づいてここから高地のワインディングを楽しむはずだったのだが、自衛隊のトラックに阻まれて、スローペースになってしまった。特に、下りのくねくね道では、30キロを下回るようなスローペースだ。普通の乗用車だと14台ものバイク集団に後ろにぞろぞろ付かれると、たいていは道を譲ってくれるのだが、自衛隊のトラックは全然そんなそぶりも無かった。それにしても、観光の多い日曜に、自衛隊のトラックがのろのろ運転とはどういうことだ。

やっと、自衛隊のトラックから解放されたので、ハイペースで走った。が、かなり時間をロスしてしまった。

 昼は、南阿蘇の高森にある「田楽の里」で取った。
 最初にこれが出てきた。
 地鶏定食を皆で食した。ほとんど焼き肉だが、炭火で雰囲気がある。味もまあまあで、たれもうまかった。
 食事が終わると、仙酔峡に向かっていい道を走る。ところが、乗用車が1台間に挟まっている間に、先頭集団が見えなくなり、ハイペースで追いかけるが、なかなか追いつかなかった。でも、道も良いし、景色よく、ハイペースでの走行は楽しい。少々飛ばしても、周りに民家があるわけでも無いし、道も広くて走りやすい。

 結局10分以上も追いかけて、やっと追いついた。そしてだんだんと登ってきた。
 目的地であった仙酔峡に到着した。
 切り立った山陰は、とてもいつも行く阿蘇とは思えなかった。

 「はなよいばし」があったので渡ってみた。
 左側は、岩が出ていてなかなかの景色。
 右側は、谷底のように深くえぐれていて川が流れている。
 前方には、ミヤマキリシマの群生が映えている。5月に来れば真っ赤だっただろう。もう終わっていて、緑一色だった。
 気がつくと、15時半だ。だいぶ時間をおしている。帰りは、ファームロードをハイペースでひたすら走った。Bandit 250もほとんど1万回転キープだ。信号もほとんど無く、カーブもゆるめで、本当にな気持ちよく走れる。また走りたいと思ういい道だ。
 ちょっと気を抜くと、もう前が遠くに行ってしまうので、気が抜けない。
 とにかく走りに走った。
 やっと、集合場所に戻った。ここで解散した。

結局、自宅に戻ったのは、19時半だった。13時間半かかり、総走行距離は、400キロだった。

 先日新品に交換したタイヤは、もう新品の面影も無くなっていた。あれから、500キロ程度も走ったことになる。これは、リアタイヤ。
こちらは、フロントタイヤだ。新品の証であるひげはもちろんのこと、色の帯もほとんど見えなくなっている。完全にサイドまでは剥けていないが、コーナーをステップするくらい倒して走ることはほとんどないので、構わない。

それにしても、ハードな走行だった。高速道路が含まれての400キロならたいしたことは無いが、全部一般道路だ。平均時速40キロで止まらずに走っても10時間かかる距離だ。実際、ほとんど走っていた。楽しかったモノの、さすがに疲れた。