2012年5月26日土曜日

ETCのテストと改善

では、実際にETCをKeiに付けて、高速を走ってみた。実を言えば、Keiを購入して一度も高速を走ったことが無かった。実際60km/h以上の速度さえ出したことが無い。そのため、ETCとともにKei自体の高速道路での状況も確認したかった。
丁度運転席の前に置いて見た。滑るので滑り止めマットを敷いている。これで全然動かなくなった。電源を入れると目の前にあるのでインジケータがよく見える。

さっそく高速に入る。まあ、当然だが、「通行可」と表示されて問題無く通過。


 走行車線に入ったら、電源を一旦切る。そして、隣のICまで走った。Keiは、初めて80km/hという速度をだしたが、全く問題無かった。試しにもう少し出してみたら、100km/hを少し超える速度でも問題無かった。意外に走るモノだ。

 そして、ICを出るときに再びETCの電源を入れた。初期化に時間がかかるので、ICまで500mとの看板が出たところで電源を入れた。これくらいの余裕があった方がいいだろう。無理してそんなにぎりぎりまで電源を入れずに置く意味も無いが。

出口では、ちゃんと軽二と表示されて料金が出て、出ることができた。実を言えば、軽自動車でETCを使って高速道路を走るのは初めてなので、バイクで通過するときと全く同じ表示であることが確認できた。おそらく、料金カテゴリとして軽自動車と自動二輪は同じ扱いであることがこの表示からも読み取れる。

ということで、作成したETCは問題無く動作確認できた。

次は、Bandit 250で使ってみようとタンクバッグにETCを入れたのだが、ここで問題が発生した。

ON/OFFスイッチが上に付いているため、バックにETCを入れるとON/OFFスイッチが押されてしまうのだ。さらに悪いことに写真でもわかるようにインジケータが全く見えない。つまり、電源が入っているか入っていないかわからない。という状態になってしまった。これでは、とても危なくてICのゲートをくぐる事はできない。しかも、高速道路を走行中に、バックの中のETCの電源をON/OFFすること自体も難しい上に、状態確認もできないでは、使えない。

 そこで、上の写真の様にプッシュしてON/OFFする丸いタイプのスイッチと、カールコードを買ってきた。そして、大きなオーディオ用の雌ジャック端子も買ってきた。

まずは、雌ジャックの中身を取り出す。

 そして、プッシュスイッチをこの中にいれて見たところぶかぶかだが、サイズ的に問題無い事が確認できたので、実際に配線した。

最終的に、スイッチをプラリペアで接着した。これで、このスイッチを押し込むと引っ込んでONとなり、もう一度押すと飛び出てOFFとなる電源スイッチとなった。
 これを、元の平型のプッシュスイッチと交換した。カールコードにしたので、伸ばすこともできる。しかも、カールケーブルは"カナリ"丈夫だ。少々のことでは、切れたりする事はない。上の説明では簡単にしたように感じるだろうが、このカールケーブルの被覆を剥いて中の銅線を取り出すのにたいそう苦労した。それくらい丈夫と言うことだ。

タンクバックにETCを入れて、電源スイッチのみを外に出すことができる。これで、このスイッチを見れば、現在の電源のON/OFFがわかる上に、走行中に操作するのも容易になった。

このETCをKeiに付けて走る時には、若干不細工だが、何か機能的な不具合は無いので問題無い。

これで、KeiとBandit 250で共有できるポータブルETCが作成できた。今後は、アトレー7よりも高速料金が安いので高速を使おうというようなちょっとの距離であれば、Keiで行くことが多くなるだろう。

料金の不正なごまかしをするわけでは無いが、あくまでも自主運用なので間違いなく。