2012年4月16日月曜日

SUZUKI ジェンマとBandit 250に乗った

天気も良く、ジェンマは2週間乗っていなかったので、ちょい乗りしてみた。

気温は27度と表示されているが、これは日が当たっているからで、実際は20度程度だと思われる。それでも、20度もあるといい感じで走れる。グローブもメッシュの夏用で問題無かった。
 走っていて思ったが、本当に楽ちんだ。その代わりに、アクセルをひねっても機敏な加速ではなく、のんびり加速すると言う感じた。でも、ジェンマはこれでいいのだと感じる。のんびりとせかせかせずにゆったり、楽に乗るのは本当に最高だ。やや、風圧が気になるが。
 途中でこんなモノを近所のデスカウトショップで買った。防水の腕時計だ。価格は、899円だ安い!
 これをBandit 250のハンドルに巻き付けた。思った以上に便利だ。温度計と方位計も付けている。これで装備的には、ジェンマと変わらなくなった。

走行前に、右ウインカーが点滅していないのに気がついた。やはりウインカーの移設でなんとか届いたとはいうもののかなり配線がタイトだったので、これは改善する必要がある。
 ということで、配線を追加して配線の長さを延長する事にした。カウルを外し、ウインカーを取り外して、加工に取りかかった。作業としては、ウインカーカーら出ている電線を途中でカットし、そこに電線を半田付けして、長さを長くした。熱収縮チューブで半田部分は保護した。外部に出るので、ボディなどと接触するとまずいことになる。
これが完成状態。ついでなので、左右両方のウインカーとも処理した。
ウインカーを取り付けて今度は、配線も長くなり、キボシもちゃんと接続できたので点灯しないと言うことも無くなるだろうとおもったら、やはり付かない。で、ウインカーを再度外してランプを見てみたら、なんだか変な色。
左側のウインカーを開けてみるとこちらは、透明だった。つまり、電球切れだったのだ。まあ、配線が楽になり、負荷が無くなったので、今後はキボシが外れるなどということは無くなっただろうからこの作業も無駄と言うことは無いだろう。そっさく、近所のホームセンターに行っで電球を買う事にした。
元々付いていた電球は、12V23Wだったのだが、無かったので12V10Wを買った。
点灯すればいいんだからと付けて見たら点灯するが、点滅しない。初期型Bandit250は、機械式のウインカーリレーなのでそのためだろうか。仕方なく、少し遠くの別の店にいってみると12V23Wが有ったので、購入してきて取り付けてみたところ、正常に点滅するようになった。意外にシビアだ。折角少し遠くの店まで行ったので、何か買わないともったいないと思っていたら、激安オイルがあったので2種類買ってきてしまった。

まずは、バイク用のオイル。Bandit250で使おうと思って買った。自動二輪用を謳う製品だ(ピンボケですまない)。その名も、ダイナオイル(DynaOile) 4 CYCLE。
国産バイクにおすすめとある。SAE10W-40だ。
その上、用途にスポーツバイクと書いてある。

ちゃんと、二輪用を謳うだけ有ってMA規格品だ。これで、1リットル598円だった。3本買っても2千円しないのだ。Bandit 250は確かに高回転型だが、20年もたったバイクだし、そんな高級なオイルを入れるのももったいない。まさかエンジンが焼けるなどと言うことはないだろう。ちゃんと規格には合っているのだから。会社名「ダイナオイル・コーポレーション」と住所が書かれているが、電話やFAX、URLなどは書かれていない。検索したところ、会社のURLは出てこないのだが、JASOエンジン油規格普及促進協議会の2サイクルオイルの一覧がヒットした。本当にある会社らしい。


もう一つは、SIGMA POWER CLEAN SH SH/GF-1 10W-30だ。こちらも国産車のメーカー名が記載されている。車用なので、バイクに使うのは、クラッチ滑りが気になるところだ。でも、これもバイク用として買ってきた。ジェンマに使ってもいいだろうが、Bandit250のフラッシング用として使おうと思っている。もちろん1リットル程度いれて少しエンジンをかけてアイドルしてすぐに抜く事にしたい。そうすれば、4回ほど使えることになる。エンジンの洗浄用ならば問題無いだろう。


説明文を読むとなんだか本当に高級オイルかもと思わせる。ターボにツインカムだ。SH規格というのは、API(全米石油協会)規格の一つで、SAからSB,SC,SD....最後はSMまである。SMになるに従いだんだんと良くなっていくと思われるが、実際にはSGやSHなどの方が、レーシングエンジンに使われたりする。というのも、基本的にSAから規格が重ねられてきていることを表していて、SMのほうがより新しいということだ。従って、SG以降では省エネなどが謳われており、高出力エンジン向けとは限らない。そういう意味では、SHは確かに省エネも少し入っているが、高性能を謳ってもおかしくは無い。

さらに、GF-1というのは、ILSAC(国際潤滑油標準化委員会)規格で、主に米国と日本の自動車工業会で組織されているもので、主に省燃費性能の規格だ。現在GF-4まである。GF-1が古く、GF-4が一番新しい規格だ。そのため、一般的にはGF-4のほうがよりエコなオイルといえる。ということは、それだけ摩擦低減剤などの添加物が多くなると言うことを表しており、バイクの様な高回転かつ湿式クラッチを有するものではGF-4は問題となる可能性が高いだろう。

そういったことから、バイク用として日本での規格が制定されたのがJASOで、MA,MBと二つあり、MBの方がより低摩擦となっている。なので、湿式クラッチを持つマニュアルミッションの自動二輪では、MAもしくはMBを謳っておれば安心して使用できる。

ちなみに、二輪でもスクーターは、クラッチは乾式で、ギアはベルト無段変速なので、エンジンオイルは車同様にエンジンのみの潤滑だから車用を使っておいて問題無い。

で、そんなオイルが、4リットルでなんと899円だった。あまりに安すぎる。ブランドバリューが無いからなら良いが。



Bandit250でジェンマで走った道を走ってみた。そして思ったのは、前傾過ぎる。のんびり走るのが本当につらい。代わりに、アクセルをひねれば、エンジンがぎゅーんと吹けていって楽しいことこの上ない。やはり、全く性格の違う2台で良かった。マニュアル車でも単気筒やアメリカンタイプだったら、同じような感じの2台になってしまっていただろう。全然性格が違うからそれぞれ使い道がある。

しかし、それでも、前傾姿勢がきつすぎる。せめてあと数センチ高かったら。なんとかバーハンドル化して少しでも、ハンドル位置を高くしたいモノだ。ここまで前傾である必要性は無い気がする。

下の写真を見ればわかるが、カウルは外している。実は、低速でのふらつきを調べてもらうつもりなので、余計なモノを付けておかない方がいいだろうと思ったからだ。


だが、カウルが無いとやはりジェンマほどでは無いにしろ、風圧を感じる。ペラペラでもかなり風よけ効果はあったのだ。