2012年4月13日金曜日

SUZUKI Bandit 250 カウルテスト走行

カウルの取り付けが完了した。

ついでに、バックミラーも交換した。

元付いていたものは短くて腕が半分も映って、肝心の後ろがよく見えないのだ。そこで買い置きしてあったものと比較してみた。買い置きの方が鏡の面積は少ないものの、ステーが長く後ろが見えやすくなる可能性が高いと判断した。
 右のみ取り替えて比較。左の元々付いていたものより外側に位置しているのがわかる。

作業が終わったので、カウルの状態などを確認するために、走ってみことにした。とても天気が良くて、日陰でも20度を超える気温だ。日向だと30度を超えている。だが、バイクで走ると風が当たり体感温度が下がるだろうと、ダウンジャンパーを着て出発した。が、すぐに判断ミスだと分かった。

トリップメーターを見ると70キロ走行していた。まだ2回しか走っていないが、かなりエンジンを回して走っていたので、燃費が悪いかもしれない。燃料計が無いので後どれくらい走るのかまだわからない。そこで燃料を補給する事にした。入ったのは、4.33リットル。燃費は、16キロ/リットル程度だった。悪いと10キロ/リットルを程度もあり得ると言われていたが、思ったほど悪くなかった。あんなに回転数を高めにして走っても、16キロ/リットル程度は走るのだ。

さて、カウルだが、あれだけペラペラだったが、意外にひどいことにはならなかった。確かにぶるぶると振動しているのだが、気にならない程度だ。

天気も良く(暑すぎるくらいだが)、少しばかり距離を走って見る気になった。行ったことのなかった道の駅に少し遠回りして行ってみることにした。

ところが、道が渋滞していてあまり調子よくない。低速だとふらつく現象か出るのだが、最初はあまり気にならなかったのだが、だんだんとふらつきが激しくなってきた。走行時間と何か関係するのだろうか。

30キロ程度走ってやっと目的地に着いた。しかし、とても暑くてぐったりしてしまった。時計を見ると、4時頃だった。丁度一番暑い時を走っていたのだ。

特に信号で止まると、エンジンからの熱気がすごく、くらくらするほどだった。

道の駅「おおとう桜街道」

車の駐車場は一杯なのに、二輪専用の駐輪場には私のBandit250のみ。来る途中には何台か見かけたのだが。
道の駅はまだ新しい。
中に入ると広い廊下があり、奥にはプレーヤーピアノが置いてあって自動演奏していた。優雅だ。
トイレに入ると、手洗いが凝っている。どこかの高級ホテルのようだ。
トイレの外には、壁に沿って水が落ちるという凝った演出だ。思わず長居してしまいそうだ。
あまりに暑かったので、お茶を買った。120円とコンビニよりは安かった。
これを購入した。本当に暑い時には、味の付いているものよりもこのようなお茶の方がいい。
あまりの暑さにジャンパーを脱いだ。下のシャツは汗でぐっしょりだ。日陰でジャンパーを脱いでいたらだいぶ楽になった。からだが冷えると肌寒くなってきたので、またジャンパーを着た。やはり、Bandit 250のエンジンからの熱気がすごくて暑いのだ。今頃こんな状態だと、真夏になったらどうなるのだろうか。それよりも、エンジン自体がオーバヒートしないか気になる。
外で休んでいたのだが、だいぶ回復してきたので、道の駅の中を見てみることにした。中は、右がフードコートになっていて、左がスーパーだった。そこでは、メダカが売っていた。何匹か入って980円から1,980円とちょっと驚く値段。めだかがその辺の金魚より高価だった事に驚いた。こんなにメダカが珍しいものになっていたとは知らなかった。
ここに30分ばかりいてから、別のコースを通って帰宅した。帰りは、行きと違って日が傾きだしていることもあるのか暑さもだいぶ和らいだ。しかも、渋滞もあまり無く、とてもスムーズだった。スムーズどころか広い2車線の主幹道路では、流れが速く80キロ以上も出ていた。ただいま、交通取締期間だ。サイン会には参加したくないものだ。でも、そんなの関係なくみな飛ばしていた。しかも、交通量も少ないので、ちょっとアクセルを開いたら、あっという間に、ぬうわキロも出ている。びっくりした。それも、ちょっとアクセルひねっただけだ。ジェンマと違い、この程度は全然序の口程度の速度にしか感じなかった。カウルの効果もあったに違いない。風の影響はほとんど感じなかった。ジェンマでは、60キロで、すでに風が強いと感じたモノだったのだが。バイクが違うとこんなに速度感が違うモノなのか。

そして、初乗りで走った峠道も走って見た。前回よりも、慣れているので、速度もかなり速く、あっという間に通り抜けてしまった。

さて、気持ちよく走っていたら、急に大渋滞。ほとんど進まなくなった。どうしたのだろうと、思ったら、なんと警察が出ていた。道幅を半分にしたのち、完全通行止めにして、片側2車線に狭めていたのだ。通行止めにしている2車線には重機が出ていたが何事だったのだろうか。

本来の目的だったカウルだが、なかなかいい感じだ。高級品の1/10程度の価格の品だが、20年落ちのバイクには十分ではなかろうかと思った。走行中少々ばたばたするが全く気にならなかった。それどころか、風防効果もあり、見てくれもそこそこだ。

交換したバックミラーも見える面積が小さい事など全く感じず、後ろがよく見えた。だが、振動で動くのが問題だ。そのたびに手で修正しなければならない。

これで、低速時のふらふらが解消したらだいぶ安定して乗れるようになるのでは無いかと思われた。速度が出せると、どうしたことかふらつかないのだが。

疲れの3/1はライディングポジションだろう。やはり、前傾すぎる。後の1/3は、渋滞での低速走行だ。ふらつきの原因が不明だが、とても乗りにくい。バイクが勝手に左右に動いてしまうのだ。ハンドルを握る手に力が入って疲れる。そして最後の1/3は暑さだ。帰りは暑さと低速が少なかったので、疲れは少なかった。

また、シートが薄いので、すぐに尻が痛くなる。前寄りに座ったり、おしりを後ろに突き出すようにしたりと走りながらポジションを変えながら走らないとつらいものがある。一度に走れるのは1時間が限度だ。

今日の走行距離は、65キロだった。前半の30キロは、渋滞が多くて、エンジンはほとんど回っていないが、止まっている時間も多かったので、燃費はあまり良くないかもしれない。帰りは、逆に空いていてエンジンをだいぶ回したので、これまた燃費に良い走りではなかった。次の給油が楽しみだ。

20年落ちのエンジンだから、メカノイズが多く、アイドリング中はガシャガシャとうるさい。5千回転以下でも同様だ。なのに、7千回転を過ぎるとレーシングサウンドで一気に吹け上がるので、本当にエンジンの調子は良い。ただ、ギヤがクロス気味で、信号停止からの発進では、50km/hまで、ギヤをどんどんと上げていかねばならない。とても忙しい。その都度クラッチを握るので、疲れるのだ。途中で緑ふちナンバーのネイキッドバイクが前を走っていたのだが、やはりシフトの間隔がゆっくりだ。1速でも、かなり走れるようだ。Bandit250では、1速で20km/hも出すとエンジンがうなってしまう。本当にクラッチがつながったとたんにシフトアップする感じなのだ。

2時間も走ると、左手が疲れてきて、クラッチ操作がラフになり、発進の際にエンジン回転が落ちてエンストしそうになることがある。幸いにもまだエンストしたことはないが。ただ、信号停止でエンジンが止まることはないのに、駐輪場に止まるとエンジンがストッと落ちてしまうことが多い。

6速2,500回転でも走れないことはない。もちろんアクセルをひねっても加速は緩慢だが、速度がどんどんと落ちるということはない。平地での事だが。意外に粘る気がする。50km/h以上になれば、6速のままでなんとか加速するので、そのまま速度が維持できれば、ギヤ操作なしで楽だ。もちろん峠などでは、適時ギヤを落としていかないとコーナーで失速するだろうが。

それにしても疲れた。暑さと操作不慣れのせいたろうが、スクーターがどれほど楽だったか、身に染みて思った。

速度が出ることはわかったので、ETCを付けて高速専用にしようか。などと思っている。速度出しても風の影響もなくていいし。逆に町中を走るのはつらいものがある。