2012年2月18日土曜日

SUZUKI ジェンマ オイル交換

ブログのデザインが変わった。突然レイアウトが変になったので、弄っていたら元に戻らなくなってしまった。で、いっそのこととデザインを変更してしまった。



まだ、800km程度しか走っていないが、購入して最初のオイル交換を実行する。

オイルフィルターも用意した。

簡単なので、是非やってみることをお勧めしたい。

まずは、エンジン掛けて少し走ってくるか暖機してエンジンを暖めておく。

右側にあるオイル点検の為のカバーを外す。
オイルの投入口と点検窓が見える。
オイル量は、ちょうどいい感じだ。オイルの色は、黒くなっている。なお、メインスタンドを立てて行っているが、本来は、スタンドを立てずに車体をまっすぐに立てて点検する必要がある。だが、我が家の駐車場は、出口が下がっており、スタンドを立ててちょうど水平になるのでこれていいのだ。もし平地でスタンドを立ててやりたかったら、フロントタイヤ下に何か数センチの板を敷いておけばいいだろう。そのときに、オイルがちょうどいい量に見えるのが条件だ。点検窓の上にあるオイル投入口のキャップを外しておく。
オイルのドレインは、車体の左側にある。下の写真の赤丸のボルトがドレインボルトだ。そして、青丸が、オイルフィルターが入っている所だ。オイルドレインは、17mmのボルトで、M14のネジになっている。
下にオイル受けを置いて、17mmのラチェットレンチでドレインボルトを緩める。
ボルトが外れるとオイルが勢いよく出てくるので注意。
今回、Tsurugi 150と同様に、磁石付きのドレインボルトを購入してきた。これと交換する。
で、よく見ると、元々のボルトにも磁石が付いていた。これなら交換する必要は無かったかも。純正品のボルトに磁石が付いているのか、前オーナーが磁石付きに交換していたのかは不明だ。
ただ、ボルトにはオイルリングが付いているものなのだが、見つからなかった。Tsurigi 150の時には、エンジン側に貼り付けていたが、ジェンマはエンジン側には付いていなかった。
つぎに、オイルフィルターの3つの8mmボルトを外す。下のボルトを緩めると、上の写真の様にオイルが出てくるので注意。下の2つはメガネレンチで簡単に緩められたが、上の1つは狭くてなかなか緩めるのが難しかった。ラチェットは狭くて入らないので、メガネレンチを使用する必要があるのだが、安物だと頭を舐めてしまうので注意、実際すこし舐めてしまった。

これが、外したオイルフィルターのカバーだ。
中央にバネが付いている。綺麗にウエスで拭いて、Oリングは交換のため外してある。綺麗になったら、新しいOリングに少しオイルを塗ってから取り付けておく。
新旧オイルフィルターの比較。口コミでひだが少ないと書かれていたが、確かに少ないようだ。
高さは同じようだ。
ただ、穴の開いた方の段差のサイズが若干大きいようだ。
こちらが、オイルフィルターの入るところだ。真ん中奥にも小さなOリングあるのだが、今回は付いてこなかったので、古いものをそのまま使うことにする。
オイルフィルタのカバーは、上下が有り、ポッチが付いた方向が下になる。
オイルが抜けたら、トレインボルトとオイルフィルターを取り付けておく。

Tsurugi 150用として用意していたオイルは、RevTech PURE SAE20W-50とやや堅めだ。寸法精度の良くない中華エンジンには、堅めのオイルが良かったが、精度の高い国産エンジンにも悪いと言うことはなだろう。そして、添加剤のIXLを入れることにした。
IXLは、最初5%でその後のオイル交換時は3%を添加する事と書いてあるので、今回は60cc添加することにした。
そして、IXLとエンジンオイルをよく攪拌してから、オイル投入口より入れる。なお、マニュアルによればオイルフィルター交換時は、1.3リットルとの事なので1.3リットルを投入した。
オイルを入れ終わったので点検窓を見ると、オイルが多すぎのように見えた。
が、エンジンをかけるとオイルが見えなくなった。
暖機後、エンジンを止めて少ししてから見ると、適量になっていた。
廃油を捨てたら、オイルリングが出てきた。ちゃんとオイルリンクが付いていたのだ。なお、今回は、新しいドレインボルト付属のオイルリングを使用した。
ということで、オイル交換は完了だ。気温が低い上にオイルが堅めなので、何か変わるかと思ったが、エンジンの始動性も変わらないし、走行状態も変化は見られなかった。高速道路を走るような高回転では試していないが、6千回転程度では差は感じ取れなかったので、オイルの粘度に関しては問題無いだろう。

乗り心地が良いと言われるジェンマだが、気温が低いからか特にフロントが跳ねやすく、道路の状況もこつこつと細かく感じられて、あまり乗り心地が良いとは思えないとろがある。実はまだタイヤの空気圧の点検をしていなかった。納車時に点検整備済みだと言うことなので(その料金も支払っているし)、タイヤの空気圧は当然ながら規定になっているものと思い込んでいた。が、なんとフロントもリアも300kpaを超えていた。空気圧が高い為に、ちょっと堅めで跳ねる感じの乗り心地だったのだ。さっそく空気を抜いて、前175、リア250に設定しなおした。

下の写真がフロント側のバルブだが、まっすぐな為、空気圧が計りにくい。抜きすぎたりしたので、自転車用の空気入れで、空気を入れて調整した。
リアのバルブは90度曲がっているので、フロントと異なり計測もしやすかった。

もう一つ気になることがある。それは傷だ。
跨がるときに、靴が当たるのだ。その為に、下の写真のように傷が付いてしまう。こればかりはなんともしようが無い。
ステップの所も気になる。ステップが狭いため、ボディに靴が当たって傷が付いてしまう。
何か、プロテクトの手段を講じる必要がある。何か考えなくては。

それと、暖機のためにメインスタンドを立ててエンジンをかけているときに気づいた事がある。アクセルをひねると後輪が回転する。そのときのメータを見ると...
タコメータだけでなく、スピードメーターも上がっている。普通の自動二輪は、フロントタイヤにメーターギヤが付いているので、こんな事は起こりえない。つまり、ジェンマは、駆動輪である後輪にメーターギヤが付いているという証拠だ。さらに言うと、後輪から取っているということは、メカ的にメーターに回転を使えているとは思えず、後輪で電気信号化して電気的にメータを動かしているという事になる。今時のビクスクでは常識なんだろうか。まあ、最近では、デジタルスピードメータもあるので、驚くことでもないのかもしれないが。私は、こんな機構は初めてだったので新鮮に感じたのだ。

こういったハンドルの回転を妨げている原因になる機構を取り除くことで、軽いハンドルの回転を実現し、メータの不具合解消につながっているのだろう。意外に凝ったことをしているものだなぁ。Tsurugi 150でメータートラブルに苦しんだ事を思うと、国産バイクの作りの良さを改めて感じる。