2012年2月12日日曜日

福岡市美術館にダビンチ展を見にいった

つかまりベルトを着けてジェンマ初の家内とのタンデムは、福岡市美術館に行くことになった。ダビンチ展が3月4日までやっており、あまり終了間際になると人が多くなるだろうという事から寒い中行くことになった。家内は日頃のおこないが良いのか、とても天気が良くここ数日では珍しい天気だ。

前回ETCを使った後、再度カバーを開けて配線をいじってからETCは使っていなかったので、ちょっと緊張したが、何の問題も無くゲートを通過。高速道路に入った。
 ところがいきなり大渋滞。全然進まない。
 道路情報標識によると事故らしい。
相当な時間がかかってやっと事故現場に着いた。右にいるのが事故当事者らしいが、笑ってお辞儀していた。こんな大渋滞を起こしたのに、なに笑ってんだ。ここを通る車のドライバーに謝れと思わず怒鳴りたくなった。きっと、通過しているドライバー達も同様の気持ちだったに違いない。私は、バイクなのでそれなりに隙間を通り抜けて来たが、普通の乗用車はほとんど動かない状態だったので、下手すると数時間かかったかもしれない。
トンネル内にはいると、トラックに積まれて前面を大破した乗用車が見えた。
 これを通り過ぎると、今までの渋滞が嘘のようにがらがらで、とても気持ちよく走れた。気温は温度計によると10度程度なのだが、日が照っているので体感は、もっと暖かく感じた。
 福岡ICから降りて....
 福岡都市高速に入る。ETCは本当に便利だ。
 北に進んで、海岸までいって左に折れ、西公園出口で降りた。
 ものの10分程度で、目的地の福岡市美術館に到着。ここには、20台程度しか入れないが無料の駐車場がある。それと、駐輪場が。
入っていくと、警備員に呼び止められて、駐輪場も一杯なので、皆さん歩道に止められていますのでと説明があり、歩道に止めることにした。
美術館側に近い歩道は、自転車で一杯だったが、それより手前の歩道はまだそんなに止まっていなかった。
隣のバイクは大きいスポーツタイプのバイク。でもよく見るとナンバーがピンク色だ。CBR125Rらしい。こんなバイク初めて見た。125とは思えない車格とかっこよさだ。
入り口前には、ウサギのオブジェが。なんだか元気の良さそうなウサギだ。
こちらが建物の入り口。
まだ、人もあまりいなかった。天下のダビンチなので行列ができているかと思ったら全然そんなことはなくてびっくり。人気無いのかなぁ。
渋滞で時間を喰ってしまったので、昼時だし腹減ったので、2階のレストランに。
こちらは、満席で数分待たされた。
1,000円でコーヒーまで付いたお得なセットは、12時からのオーダーなのだが、頼むと売り切れだという。限定かもしれないが、限定数が少なすぎじゃ。
仕方ないので、880円のトンカツ定食を頼んだ。コーヒーつけて1,080円だ。コーヒーは200円ということだ。が、このトンカツは意外にうまかった。別メニューをオーダーした家内が半分喰ってしまったが。まぁ、私は小食なのでこれで十分だ。
で、食事か終わって13時前くらいから展示場に向かって、ダビンチ展を見た。ダビンチの作は正直言うとあまり無かったのだが、大きなものでは人の背丈ほどもある絵もあり、見応え十分。裸婦もあったが、昔の裸婦は今と違ってなかなかふくよかだった。私の好みだ。やせた女性が好みの方には、あまり良くなかったかもしれない。会場にはすぐに入れたのだが、中は行列になっていた。特にダビンチの直筆画がある最初のセッションでは、皆がじっくり見るのでなかなか進まない。当然ながら、私もその直筆だという絵をじっくりと見させてもらったが、やはりかなりうまい。第2セッションからはダビンチの絵の模写や、素描を元に完成させた油絵などがあり、絵も大きいので見やすい。

中でも、モナリザの別テイクかと言われている絵は、確かにまとまっていて、本人が書いたと言われても納得してしまう位だ。そして、オリジナルとの大きな違いは、モナリザが若いということだ。他にも、このモナリザの模写は沢山あるのだが、素人目にも筆の荒さとか、バランスがいまいちなど、意外にまともなものが無いのだ。その中でぴかいちだったのが、若いモナリザの絵だった。

ボリュームはそこそこあり、すべて見て回ったら、2時間ほどは会場にいた。

出てきたら、1階から会場の2階の奥まで行列ができていてびっくりした。昼時だけ少なかったようだ。
会場を出てからは、売店で色々見たり、1階の常設展示などを見て過ごした。気がつくと4時を回っていたので、急いで帰途についた。日が暮れるととても寒くなるからだ。

都市高速から九州自動車道路にはいった。家内が、古賀サービスエリアで止まってくれというので入った。若干雲が出てきていて、肌寒く感じだ。
バイク用の駐輪場には、私のジェンマだけだった。
土産物など買って戻ってみると、沢山のバイクが止まっていた。
奥のハーレー乗りのお父さん3人が私の所にやってきて、
「このバイザーいいねぇ。」
とナックルバイザーを指さしていう。
「手が寒くてなぁ。どこで売ってた」
と聞いてきた。別の人が
「これはぴったりだから純正だろう」
という。で、すかさず私が、
「汎用品ですよ..」
と少しばかり話した。
バイクに乗っていて話しかけられたのは、これが初めてだ。中華バイクに乗っていると、あまり話しかけられることは無いのかもしれない。国産のジェンマだからなのだろうか。

お先にと、サービスエリアを出て、しばらく走っていると、後ろから、ドドドッと先ほどの3台のハーレーが追い越していき、あっという間にいなくなった。
こちらも、一応高速道路の制限速度程度では走っていたのだが。ハーレー乗りは、のんびり走るものと思っていたが、そうでもないようだ。

ということで、高速でも風防のおかけであまり、風の影響も受けず、気持ちよく走れた。ゲルサブの効果は、少しはあった気がしたが、1時間程度ではよくわからなかった。

二人乗りの影響は、ほとんど感じなかった。WACOXもTsurugi 150も、二人乗りするとエンジンパワー的につらいのもあるが、車体の剛性感が無く、ふにゃふにゃとしてとても不安に感じた。ジェンマは、剛性感もあり、二人乗りしているのを忘れそうになるほどだ。車線変更の時に、ああ二人乗りなんだと感じるくらいだ。

家内は、つかまりベルトについて、取っ手が後ろ過ぎるという。あれだけ調節する為に色々やったのに。それは、パッケージの写真に問題があったのだ。

下のパッケージ写真を見るとわかるが、パッセンジャーはどうみても、バイクに座っていない。後ろに立っていて、手だけ伸ばしている様に見えるのだ。
だが、実際にリアシートに座ると、ライダーとパッセンジャーとの間は無いので、後ろにハンドルが付いていると、近すぎて持つのがつらいのだ。つまり、ハンドルがもっとライダーの腹側にある方が、普通に手を伸ばした位置にハンドルがあるという事になる。

という事で、結局タッカーの針を外して、普通にサイズ調節して使うことにした。

パッケージの写真を真に受けるといけないという見本になってしまったようだ。