2012年1月10日火曜日

SUZUKI ジェンマ250 ETC取り付け

ハンドル回りに取り付けていなかったものを取り付けた。

まずは、時計。メーターに時計は付いているので時計と言うよりも温度計が必要なのだ。電池も新品に入れ替えたので、また長く使えるだろう。ナビ取り付けステーの関係で、正面を向けられなかったので、ちょっと右を向いてしまった。それでも、乗車位置からちょっと頭を右にずらすと見える。
今度は、左側のバックミラーステー。すでにグリップヒーターが取り付けてあるので、ジョイントを追加して、RAMマウントのベースを取り付けた。こちらも、ブレーキのタンクが邪魔で、この向きにしか取り付けできなかった。
それともう一つ、かなり強力なワイヤロックを購入した。鍵でも、ナンバー合わせでも解除できるという優れものだ。通常は、ナンバーで運用しようと思っている。だが、暗い所では、ナンバーが全く見えずに途方に暮れたことがあったので、鍵の方がまだ手探りでも開けられる。2つの解除方法があるのは、便利だ。
番号も大きく見やすい。なお、番号は好きなものに変更できる。さっそく覚えやすいものにした。
ナビと、左のRAMマウントにはカメラを取り付けてみた。こんな感じでハンドル回りは、一応形になった。


高速に乗るのには、やはりETCがないとつらい。ジェンマは、フロントにボックスもあり、メットインのフタにもワンプッシュで簡単に開くカード入れがついているので、普通のバイクに比べれば楽だ。しかし、精算はETCカードでできても、割引がないというのももったいない。

ということで、今日は、太宰府には行かずに(というか時間が押してしまって、行けなかった)、ETCの取り付けを行うことにした。でも、開始したのがすでに4時を回っていたので、夕暮れに追われまくりだった。

まずは下ごしらえ。ごちゃごちゃしているが、こんなものだ。半田も使った。


ETCは、電源ケーブルを短く切っていたので、電線を追加した。下の写真では、プラス側に別の配線を噛むタイプの接続アダプタを付けているが、これでは後々取り外しが大変なので、雄のキボシを+、-両方に取り付けた。動作確認のため、Keiのシガーソケットから給電して確認しておいた。問題なく動作した。
さて、いよいよジェンマの左インナーカバーを外すのだが、取説に載っているので、そのとおりに作業を行う。
今回取り付けるのは、ETCの他にバッテリー直でシガーソケットを取り付けることにした。どうしてバッテリー直かというと、その方がバッテリーの充電がしやすいからだ。持っている充電器は、MF対応で、バッテリーを結線したままで充電ができる優れものだ。そのためには、今回のようにバッテリー直で無いといけないのだ。
また、この製品のゴムのキャップは中華製品のようですぐに劣化して切れてしまう。
それで、あらかじめシリコングリスを塗布しておくことにした。これで少しは劣化を遅らせることができるだろう。安い製品でも無いのにどうしてこんなすぐに劣化する様なゴムのキャップを付けているのかわからない。
これが左側インナーカバーだ。この中にバッテリーが入っている。
まずは、取説に従いヒューズメンテナンスカバーを外す。ネジ一つ。
下向きに引っ張ると外れる。でも、最初はなかなか外れなくて焦った。
中には、ヒューズボックスがある。ETCの電源は、このヒューズボックスから取ることにした。
次に、フロアマット(?)を引っぺがす。いわゆるステップのゴムは単にはめてあるだけだ。
はがすと、ネジ(左側)と、プッシュピンが現れる。
プッシュピンは真ん中を押し込んで、
爪で全体を引っかけて引っ張ると取れる。
次に、左フロントボックスを開けると、左上と、右上側面にプッシュピンがあるので外す。左のプッシュピンは取れやすいが、右のプッシュピンは狭くて取るのが大変だった。異常に時間がかかってしまった。だんだんと暗くなってきており、時間が無い。
これが取れたプッシュピン。押し込まれた状態になっているので、マイナスのドライバーなどで側面の切りかきからセンターのピンを浮かせて取ることになる。
なので、少し短めのできればL字形のマイナスドライバーがあるといい。私は持っていなかったので、時間がかかったのだ。


邪魔なので、メットインのフタは、3本のネジを緩めて取り外す。
意外に簡単に取り外せる。
メットインの前方にあるプッシュピン(左)と、ネジを外す。ネジは、右側にもある。写真のネジは馬鹿になっているようで、ゆるゆるだった。もしかすると、何度かカバーを外しているのかもしれない。
メットインの左側面のネジも外す。
写真は無いのだが、カバーをだいぶ強引に引き取る。と中身はこんな感じ。真ん中にバッテリーがある。
ヒューズボックスからは、アクセサリー用なのかコネクタがでている。
ETCのアンテナを増設したシールドの下に付ける。これなら濡れることも無いだろう。両面テープでの取り付けだ。
アンテナ線は、一カ所止めた後、ハンドルのグリップが出ている穴に通す。
そして、ちょうどキーの裏側から下に取り出す。


インナーカバーのフロントボックスの奥に穴を開ける。ETC本体は、フロントボックス内に納める。まずは、半田コテで溶かして穴を開けておく。
次に、10mmの木工用ドリルの歯を電動ドリルにつけて穴を大きくする。
こんな感じに大きな穴が開いた。約15φ程度。
バッテリーを止めているネジを外して、バッテリーを少しだけ手前に出し、手前のマイナス端子を外す。より手前にバッテリーが動くようになるので、奥にあるプラス端子のネジも外す。
外したバッテリーは、古川電工のFTZ9-BSというMF型だった。Amazonで同じものを探すと、13,765円といい値段だ。
プラス側は、ヒューズから電源を取るタイプに、二口の雌キボシを付けた。マイナス側は、バッテリーが近いので、直接取ることにした。こちらも、二口の雌キボシをつけてある。
バッテリーボックスのふたも外しにくくて困った。左側に止め部分があるので、形状を想像して外す。わかれば簡単だ。
本当に真っ暗になってしまったので、写真を撮る余裕が無くなり、慌てて結線して、組み立てた。インナーカバーの取り付けは、外すとき以上に大変でなかなかはまらなくて苦労した。なんでこんな面倒な構造にしたのか。メンテナンス性というものを少しは考慮しろよと言いたくなる。
もちろん、組み立てる前に、電源をいれてETCもちゃんと動作することを確認した。もちろん、アンテナを含めて正常動作するかどうかは、実際にETCレーンを通って見ないことにはわからない。
フロントボックス内は、こんな感じになった。ボックス内の形状がTsurugi 150に比べて複雑で、ETCを張り付ける平面が少なく、こんな感じに斜めに付けている。カードをさした状態で、フタが閉まることは確認した。シガーソケットはあえて止めずにおいた。どの位置に取り付けても、シガーソケットに刺す機器が入らないのだ。


工具を片付けていたら、なんと、バッテリー取り付けステーを発見。付け忘れだ。だが、まぁ、カバーもしたし、簡単に外れるような形状でも無かったので、まあいいか。
それと、フロントボックス内のプッシュピンも取り付けていなかった。

実は、ナビの電源は、12Vから5Vへの降圧するDC-DCコンバータにSONYのnav_n U用の電源コネクタが付いたものがYahooオークションに出ていて、3,600円だったので購入済みなのだが、まだ届かない。これが届けば、また取り付けなければならないので、とりあえず、外すのが難しいプッシュピンは付けないでおくことにした。SONYのnav_n U用の電源コネクタは、PSP用のコネクタと互換だそうだ。そして、それは、GORILLAとも互換なのだ。つまり、コネクタは無加工でそのまま使えると言うことだ。


ナビのパーキングブレーキ検出キャンセラーのために、M2.6×10mmのネジを買ってきた。
それを、ナビにねじ込む事でキャンセルできるとある。だが、これを付けなくても普通に操作できているので、もしかすると最近の製品では、制限は無いのかもしれない。が、一応つけておくことにした。

さぁて、ETCが使えるか楽しみだ。ためだった場合も考えて、後続がいないことを確認してから、ETCレーンに入ってみるつもりだ。