2011年12月7日水曜日

SDXCカード

32GBが最大のSDHCメモリーカードを超える64GBもの大容量を実現したSDXCメモリーカードが、特価の3,999円だったので思わず購入してしまった。購入先は、上海問屋。ついでに、Class10で32GBのSDHCカードも2,178円と安かったので購入。そういえば、SDXCカードリーダを持っていなかったので、これまた上海問屋ブランドのUSB 3.0リーダーも購入した。なんと999円と低価格。

左がSDXCカード。上海問屋ブランドなのでデザインはダサイ。なんとかならないものか。まあ、花札よりはマシか。32GB SDHCカードは、上海問屋セレクトなのでブランドは入っていない。こちらもデザインはいかにも安っぽい。
 カードリーダは、なぜか上面に鏡が付いている。意味は不明だ。
 カードスロットは、4つの側面すべてにあり、SD/SDHC/SDXC/microSDは、2面あり同時に2枚刺せる。メモリースティックや、CFカードまで読めるのはいい。ただ、PCに刺すと沢山のドライブが現れるのは面倒だ。メモリーカードには必ずボリュームラベルを設定しておく方が良い。でないと、5つ現れるドライブのどれが実際にメモリーカードを挿したドライブか判らない。
 USB 3.0対応なので、以前購入しておいた玄人志向のExpressCard USB 3.0インターフェイスを使用する。これには不具合が有って、USB 3.0デバイスを認識しないという問題があるのだが、あらかじめデバイスを刺してからPCにインターフェイスを刺すと認識する。ちょっと使いづらいが安いから許そう。
 では、アクセス速度はどうだろうか、以前購入した32GB SDHCカードも含めてテストすることにした。

まずは、PC起動に使用している120GBのSSDのアクセス速度。最新のものに比べるとあまり速いことはないが、それでも、HDDに比べると速い。なお、テストは100MBで行っている。低速のSDHCカードで1GBのテストでは、時間がかかりすぎるためだ。
 次は、eSATAで接続している500GB 2.5インチHDDだ。シーケンシャルの書き込み速度は、あまり変わらないが、読み込みは半分以下だ。そしてランダムアクセスは、数十倍遅い。
 さて、SDXC64GBのアクセス速度は、以下の様になった。期待したほどではなかった。Class10ということだがシーケンシャルではなんとかその速度はクリアしているようだ。ランダムリードなどは、HDDよりも速いくらいだ。が、ランダムライト速度はかなり遅くなっている。
 次が、今回一緒に買った32GB SDHC Class10のカードだ。シーケンシャルライトの速度が半分になっている。リードはほとんど同じだった。SDXCと比較しても論外に遅いと言うわけではないようだ。ただし、Class10は、書き込みでの速度10MB/秒を保証なので、Class10を謳うのは問題だろう。
 以前購入した32GB SDHCは、シーケンシャルライトが速くなっていた。価格が今回の物よりだいぶ高かったので、その分性能が高いのだろうか。ほぼ、SDXCカードと同等のアクセス速度になっている。これなら、Class10の性能はクリアしている。
 これは、上のカードのPC内蔵のカードリーダーでのアクセス速度だ。ほとんど変わらなかった。

ということで、SDXCだからといってSDHCに比べて非常に高速という訳ではなかった。SDHCカードでもSanDiskのUltraタイプの様に非常に高速なタイプもあるので、規格ほどの差はあまりない様だ。もちろん、価格が価格だから、そんなに高速なフラッシュメモリー素子が使われているとも思えないので、同様の速度なのだろう。