2011年11月16日水曜日

怪しいものが到着----Magicsim!

Yahooオークションを見ていたら、とても怪しいがとても気になる物が出ていて安かったので、落札してしまった。それが今日届いた。

それがこれだ。中国製のMagicSIMという製品だ。
これがパッケージの裏。
紙の中には8cmCD-ROMが入っている。しかも、ケースも何もなくて裸のまま無造作に入っているところがなんともいい加減だ。
中身を取り出すと、SIMカードとUSB接続のSIMカードリーダーが入っている。
なんと、このSIMカードには、6つのSIMカードの内容が書き込めて、切り替えて使えると書いてある。本当だろうか。形的には、FOMAやSoftBankのSIMと全く同じだ。

こちらが、カードの裏側。
外してみた。
リーダーに付けてみた。
さて、もし、こてれで日本のSIMがリーダーで読めて、その中身をコピーして、この付属のSIMに内容が書き込めたら、そのまま使えるのだろうか。もしもそんなことができたらとても面白い。

で、付属のCD-ROMのソフトウェアとドライバーをインストールして、USBにリーダーを付けてみた。付属のSIMの中身は、確かに6個現れて、どれもが空との表示だった。

今度は、FOMA/EMOBILEのカードを入れてみたが、読めないという表示が出てしまう。付属のhelpファイルを見てみたが、どうも、このリーダーは、GSM規格のSIMカードにしか対応していないようだ。そのため、日本のSIMカードは読めないらしい。残念だ。まあ、おもしろ半分での購入なのでいいのだが、価格も1,980円と惜しくない価格だった。

中国では、このような物がこんな低価格で出ているのだなぁと感心してしまった。さすがコピー天国中国だ。たしかに、日本でも手軽にコピーができたり、1つのSIMカードに複数のSIMの内容が書き込めて切り替えて使えたら、どんなに面白いだろうか。実際オリジナルのSIMを、保存して普段はコピーを使うというのが安心だし。

日本でもこのような製品が出ても良いように思うのだが。当然ながら、他人のSIMをコピーして使ったりしたら犯罪そのものだが、自分のSIMのコピーを持つのは、良いような気がする。でも、実際にこんな物がでてくると、他人様のSIMをコピーして使う犯罪者が出てくるようにも思える。中国では、そのような問題は出ていないのだろうか。出ていないとは到底思えない。

ということで、日本国内ではこのツールは全く役に立たないので、購入の際にはその点を考慮するといいだろう。もちろん、中国に住む予定があるとか、GSMを使う予定があるという人は試してみるのもいいだろう。