2011年11月12日土曜日

F1 2011 第18戦 アブダビGP 予選

とうとう、F1もあと2戦となった。

小林可夢偉は、今回を含めてあと2戦でポイントを取れるのだろうか。
金曜フリー走行では10番手、今日のフリー走行3回目では12番手と、なんとかポイントを取れそうな位置だが、これが予選でも同じ状況になるのだろうか。

さて、その注目の予選が行われた。予選は夕方に行われ、日が沈む頃に終わる。気温は砂漠とは思えない26度で、トラック温度は32度となっている。日が傾くに付けて温度はどんどんと下がっていく。そのように、コンディションが変化する事でタイヤマネージメントをどうするのかが大きな影響を及ぼす。

まずは、Q1。通常は、新興3チーム6台とその上の1台の計7台が落ちるのだが、新興チームのチーム・ロータスが最近向上著しく、ここがソフトタイヤを履くと、中盤チームは食われるてしまう。上位の4チームほどは、Q1はプライムタイヤを履いても通過できるだろう。
1回目の計測では、チームロータス以上は、プライムでの走行となった。1番時計は、ハミルトンで、1:39:782。対して小林可夢偉は、1:43:111と3秒以上もの差がある。これが、明確なチーム間の差だ。
バルチェロがエンジン不調で、走行できず。チーム・ロータスのコバライネンがオプションタイヤで、1:42:979となり、中盤以下のチームは軒並みオプションタイヤで2回目の計測に出走した。
:結局、新興3チームとバルチェロがノックダウンと言うことになった。

続いてQ2。
すべての車が、オブションの柔らかい方のタイヤで走行を開始。

マッサが、コーナーに立ててあったポールとその台座を蹴飛ばしてしまって、それがコース上に転がり、赤旗となった。残り9:15。
赤旗の原因となったマッサが、赤旗解除と共に飛び出して計測を開始した。1回目の計測で下位に沈んだロズベルグが続いた。残り7分を切ったところで次々とコースイン。

ペレスがフォースインディアに続く11番手とかなりいいポジション。が、小林可夢偉は、何か間違ったか16番手となり、今回上回らないいけないトロロッソに先を越されてしまっている。今回は、ロータス・ルノーは、ペレスの後となり、あまり調子よく無い。

さて、Q3は、トップ10のポジションを決めるので、スタートと同時にマッサ以上は走り出した。フォヘスインディアは、その上位との差が1秒有るので、走行してもそれ以上のポジションは望めないため、走らない事を決めたようだ。さらに、10位のシューマッハも走らなかった。ロズベルグは、走行を行ったが、タイムのでないプライムだった。そしてタイム計測は結局行わなかった。これにより、下位2チームはタイヤ温存と見られた。

1回目の計測では、ハミルトンが1番手で、ベッテル、ウェバー、バトンと続いた。フェラーリは、ちょっと置いて行かれている。

2回目の計測では、なんとタイヤ温存とみられたフォースインディアがコースインし、慌ててロズベルグと、シューマッハもコースインした。しかしのゴリ時間は3分を切っている。

バトンが1番手タイムを計測、その後に、ハミルトンがそのタイムを塗り替え。最後にコースインしたベッテルが、さらにタイムを塗り替えて、1番手となった。

下位2チームは、メルセデスGPが7,8となり、フォースインディアが9,10となった。


明日の決勝では、先頭のベッテルを、その後ろのマクラーレンの2台が抜けるかが注目になるだろう。このコースは、追い抜きしにくい、クランクのような形状なので、スタートが重要になる。これは、下位の小林可夢偉にも言える。今回は、フォースインディア以下は、あまり速度の差がないので、スタートで上に行ければ、トラブルがない限りその位置を保持出来る可能性が高い。

予想では、ベッテル、バトン、ハミルトンになるのではないかと思う。