2011年10月30日日曜日

F1 2011 第17戦 インドGP 決勝

初開催のインドGPが終わった。

優勝はベッテル、2位バイト、3位アロンソというチームは違うが、実力者が上位を占めた。やはり、初開催値では、経験というか本当のドライバーの実力というものが発揮されるのだろう。

ここ何回か、ハミルトンとマッサは、レース上で接触を繰り返しているが、なんと今回もハミルトンがインを突いたところにマッサがコーナーでインに入り込んで接触してしまった。ハミルトンは、フロントウイングを壊して緊急ピットインを余儀なくされた。マッサは、その後も走っていたが、予選でクラッシュしたのと同じように、コーナーのイン側にあるダイダイ色のブロックの段差で左フロントサスペンションを壊して、リタイヤしてしまった。このブロックも問題だと思うが、2回ともマッサのみということから、ドライバーの問題も有るのかもしれない。

4位スタートのバトンは、スタートでうまく3番手アロンソを抜いて前に行き、さらに2番手のウェバーも抜いて、2位になった。トップのベッテルは別次元の速さだったが、唯一それに付いていったのは、このバトンのみだった。これで、バトンの年間2位のポジションがさらに高まった。

小林可夢偉は、スタートの1コーナーの渋滞で今回は外側のポジションを取ったにもかかわらず、ウイルアムズ同士で接触したバリチェロに前をふさがれて接触してコースオフ、そのままコースに戻ったところで、後ろから来たティモ・グロックに追突されて、1回転してしまった。その後もなんとか走っていたが、1周しないうちにリタイヤしてしまった。

チームメイトのペレスは、ハードタイヤをチョイスして2周ほどでタイヤ交換、苦手のハードタイヤを履く義務を解消して、結局10位入賞を獲得したが、前はフォースインディアのスーティル、そしてその前は、トロロソのアルグエルスアリで、チームのポイントでは、7位のザウバーは8位のトロロソに追いつかれて同ポイントになってしまった。現在は、トロロソがこの3チームの中ではダントツに速く、後2レースで6位に行く可能性はかなり高くなった。そして、ザウバーは8位陥落に。

そして、唯一のインド人として参加したナレイン・カーティケヤンが17位と最下位と思われるHRTの車ではかなりがんばった。

それにしても、上位4チームとそれ以下とはかなりの差が出ている。8位以下は、周回遅れになっている。