2011年9月10日土曜日

F1 2011 第13戦 イタリアGP 予選

第13戦 イタリアGP 予選が終わった。

まずは、Q1だ。
上位は、ほとんどがプライムタイヤ(ハード側)で、10位以内では、6位ペトロフ、9位、10位のフォースインディアのみがオプションタイヤ(ソフト側)だった。そして11位以下はすべてオプションタイヤだ。小林可夢偉は、12位とそこそこのタイムだった。前回調子の良かったトロロッソは、アルグエルスアリがQ1落ちとなってしまい、ブエミも17位でぎりぎりだった。


次のQ2では、小林可夢偉は、なかなかタイムが出せず、Q1のタイムを上回ることは出来なかった。Q1で落ちた遅いチームがいないなかで、条件がよいはずなのに駄目だった。最後に、ブルール・セナが10位に入り、ロータス・ルノーチームが2台ともQ2突破となった。

今レースでは、中位チームは、フォースインディア、ウイリアムズ、そしてザウバーとトロロッソがほぼ同じという順位となっているようだ。別格に遅い下位3チームを除くと、最下位に近いと言うことになる。

Q3では、結局ベッテルの一発の速さが光った。彼のセッティングは、とにかく予選でトップを取って、逃げ切る作戦のようだ。チームメイトのウエバーは、5位に沈んだが、彼はレースを見据えたセッティングなのかもしれず、このセッティングの差が明日の決勝でどうなるか楽しみだ。そして、2位、3位は、マクラーレンの2台が取った。しかも、トップのべってとの差も以前ほどはなく、KERSの威力あまり無いと言われているレッドブルをスタートで負かすのかどうか。

Q3では、タイヤを温存するために、ロズベルグはオプションタイヤで走らず、セナは出走さえしなかった。一発の速さでは、10位とそれ以下とでは1秒程度も差があり、11位以下が10位以内に入り込むのはかなり難しそうだ。



最後にコンデションだが、気温30度、路面温度44度と最近になく暑い物となった。しかし、意外にタイヤの持ちは良さそうな雰囲気だ。

F1 2011 第13戦 イタリアGP フリー走行3回目

予選前の最後のフリー走行が終わった。予選を占う上で、このフリー走行は参考になる場合がある。


ベッテルが最速の1番手となっている。今回は上位チーム間の差はあまりなかったようだ。ただ、フェラーリは、マッサが3番手となったのに対して、アロンソが8番手となっており、タイム差も0.5秒と無視できない差になっている。

また、面白いのは、チームメイト同士が順番に並ぶ形になっており、ドライバー間の差が出にくく車の差が出たのかと思われる結果だ。

昨日は、上位にいたザウバーの二人だが、今日は、定位置ともいえる13、14番手になっていて、これが車の実力なのだろう。

高速サーキットであるモンツァのため、予選のQ1では低速な下位チームに引っかかる可能性が高くなり、思ったタイムが出ないという番狂わせも見物だ。