2011年9月9日金曜日

F1 2011 第13戦 イタリアGP フリー走行1日目

今週は、F1第13戦イタリアGPがある。今日は、フリー走行1,2が行われた。いつもの事ながら、フリー走行は、各社それぞれのテストを行うので、そのタイム結果はあまり役に立たないのだが、極端に速かったり、逆に極端に遅いというのは何かしらあると思って良いだろう。

今回のイタリアGPのコースは、高速サーキットで有名で、ストレートでは340km/hもの速度になる。とにかくダウンフォースよりも、どれだけドラッグ(抵抗)減らせるチューニングが行われるかが注目点となる。フリー走行中の各車を見ると、リアウイングは極端に寝ていて、DRSでの効果は他のサーキットに比べて少ないだろうと予想できる。


今回も、ベッテルが調子よく1番手だった。2番手ハミルトン、3番手なんとシューマッハ、4番手マッサと5番手のアロンソを上回った。6番手ウェバー、7番手バトン、どうしたことかザウバーのペレスが8番手で、続いて小林可夢偉が9番手、10番手ブルーノ・セというトップ10だった。、

小林可夢偉とペレスがほとんど同じタイムで、この位置にいるのは頼もしいが、予選でこの位置に来るのはちょっと難しいかもしれない。今、ザウバーよりも調子の良いフォースインディアのスーティル、ディレスタ、トロロッソの二人、など、ザウバーを超えそうなチームがある。

今回異様に遅いのが、ロズベルグだ。チームメイトのシューマッハが3番手で有ることを考えると、22番手で、タイム差は、5秒近くある。おそらく何かしらのトラブルだろう。

また、上記結果にも表示されているが、フリー走行終了のチェッカーを受けてからと思われるが、小林可夢偉が途中でストップしていた。原因は不明だ。幸いなことに、車体にダメージも無さそうだし、おそらくエンジンがストップしたのではないかと思われる。

事前のインタービューなどでは、ザウバーはあまりのサーキットでよく無さそうな事を言っていたようだが、少なくともフリー走行では極端に遅いと言うことは無さそうだ。もしこのフリー走行の結果どうりなら、コンマ数秒という非常に接近して予選となるかもしれない。そうなるとちょっとしたミスが命取りとなる。

明日の予選がどうなるのか、今日のフリー走行のように、レッドブルのベッテルと、マクラーレンのハミルトンとがポールポジション争いを行うのだろうか。