2011年7月21日木曜日

Windows Home Server 2011導入

我が家の2台目のサーバーを今年になって作成したが、まだ、Windows Home Server V1(以下WHS V1)だったので、4Kセクターの2TBハードディスクに対応しておらず、仕方ないので、Windows Server 2008 R2をインストールして、Hyper-Vで、WHS V1を動かすという暫定処置を取っていた。Windows Home Server 2011(以下 WHS 2011)も発売されたが、なかなか手つかずだったが、だんだんとファイルがたまってくると、移行するのに大変になるので、意を決して移行することにした。

だが、一つ問題がある。WHS V1は、Drive Extender(以下DE)という便利なハードディスクの管理方法があって、多数のHDDを1つのドライブのように見せる機能があった。そして、HDDの取り替えも機能として実装されていた。しかし、WHS 2011になって、DE機能が廃止されてしまった。これが最大の問題だ。せっかく2TB×6台の大容量なのに、個々のHDDとして認識させると管理が面倒で。そこで、OSの機能であるRAID機能を使って1台の大きなHDDとして認識させることにした。それでも、OS起動用にはRAIDのままでは出来ないので、外付けHDDケースと1TBのHDDも多数余っているので、これを取り付けて、外付けHDDから起動するようにして、内蔵の2TB×6のHDDは、RAID5で運用する事にした。これなら、10TBとして使用できる。ただ、USBではアクセスが遅すぎるので、SerialATA I/Fカードを追加して、eSATAでつなぐことにした。

前準備として、現在のHDDの中身をバックアップする必要が有り、これに1週間以上かかった。なにしろ、USB 2.0接続だったからだ。I/Fカードが入手できていなかったというのと、稼動しているサーバーを止めるのが面倒だったからだ。そして、バックアップも終わったのでサーバーを久しぶりに止めた。開けてみると数ヶ月起動していたわりには、あまり汚れていなかった。それでも、少しは埃があったので、綺麗に掃除した。
 用意したのは、玄人志向のeSATAx2のI/Fカード(SATA2E2-PCIE)だ。PCI Express x1タイプ。
 これが取り付けた所。
 端子は、こんな感じ。
 これが、今回取りつける外付けHDDで、どちらもeSATA/USB 2.0となっていて、いままでUSB 2.0でつないでいた。これにバックアップを行った。
 5インチベイのHDDマウンタに付いている全面ファンのフィルターはさすがに少し汚れていた。
 で、WHS 2011を外付けHDDにインストールし、内蔵のHDDを、RAID5構成で1つのボリュームとした。10TBのつもりだったが、実際には9TB少々にしかならなかった。
 そして、これがサーバー管理用のコンソールだ。
しかし、色々と問題もあった。まずは、ワークグループ名だ。我が家では、デフォルトの「WORKGROUP」から変更していたのだが、WHS 2011では「WORKGROUP」に固定で変更出来ない。インストールの時に変更する裏技もあったらしいが、インストール完了してからの変更は不可能ではないが大変そうだ。ただ、考えてみれば、クライアントはすべてWindows 7なので、ワークグルー名が一致しなくてもあまり問題にはならないようだ。

次が、リモートディスクトップのポート番号だ。これをデフォルトのままというのは、どうも、不安でしょうがない。なので、変更したのだが、そうすると、WHS 2011のコンソール接続が出来なくなってしまう。コンソールのコネクタソフトが標準のリモートディスクトップポートを使用して接続しようとするので、変更されているため当然ながら接続できないのだ。

これの解決策があるのかまだ見つけていないのだが、いまは、直接リモートディスクトップで接続して、サーバー上でコンソールを起動して設定などをしている。これって本末転倒な事だ。何か解決策があると良いのだが。