2011年7月10日日曜日

F1 2011 第9戦 イギリスGP 決勝 アロンソ優勝! 可夢偉リタイヤ!

F1 2011 第9戦 イギリスGP、フェラーリのアロンソが優勝した。
今回のアロンソは、レッドブルやマクラーレンをものともせず、2位のベッテルに16秒もの差を付けての優勝だった。やはり、排気システムの制限は、かなり影響があったと言うべきだろう。また、DRSは、距離が短くて、ほとんどオーバーテイクには寄与しなかった。

レースは、直前に降った雨によって、ウエット状態とドライ状態が混在する状態で、インターミディエイトでのスタートとなった。スタートでは、ベッテルが良く、ポールポジションのマークウェバーを抜いてトップにたった。

途中で、小林可夢偉は、またもや宿敵シューマッハにリヤタイヤに当てられて1回転してしまい、8位から10位まで落ちてしまった。1回目のタイヤ交換で、マルドーナが入ってきているのにリリースされてしまい、危うくぶつかりそうになり、これが元で、ピットスルー10秒ストップのペナルティとなってしまった。その後も、覇気が無く、どんどんと抜かれてしまう状態となり、最後は白い煙を出してストップしてしまった。これは、おそらくシューマッハからぶつけられたのが原因だろう。

今回は、小林可夢偉のチームメイトのペレスががんばって、7位入賞となった。小林可夢偉のアクシデントがなければこれ以上の位置であっただろうと思われると今年初めてのリタイヤは、きつかった。しかし、ペレスは、うまく完走できればかなりいいパフォーマンスだと言うことを示した。

排気規制の関しては、全チームが受け入れれば、今年最後まで前回までの状態に戻すという協議があったが、今回優秀のフェラーリとザウバーが反対して、排気規制はそのままとなった。逆に言えば、この状態は面白いとは思うものの、人為的に作られている感じもしないでもない。

ただ、前レースから小林可夢偉は、悪いスパイラルに入っている感じがする。予選で8位と健闘したが、レースでリタイヤしてしまっては、何もならない。

また、気になったのは、今回からピット位置が変わったが、無用に芝生が広いわりに、ピット作業スペースが狭い気がした。どうしてこんな設計にしたのが疑問だ。そのために、ピットでのトラブルが多い気がした。特に、タイヤ交換の為のエアーホースが、他のチームの車の出入りの邪魔になっているシーンが散見された。