2011年5月25日水曜日

Tsurugi 150 試乗

梅雨の晴れ間みたいに、昨日と今日は晴れだった。明日からまた雨の予報だ。ので、夕刻まだ明るい内に修理の終わったTsurugi 150に乗って見るとこにした。
ガソリンが満タンだと問題が起こっているので、まずは、ガソリンを満タンに入れた。ガソリンスタンドに行くまでに、フロントブレーキを使ってみると確かに、ガタガタとしないで止まるようになった。とてもうれしい。以前紹介したビデオの通り、フロントがガタガタとなってとても不安定になるし、第一乗り心地も良くない。まだ、ブレーキが鳴く方がマシに感じていた。だが、効き過ぎる性格と剛性感の無さは相変わらずだ。
おそらく、この性質は、筐体が大きい割に、フレームが細く、全体的に軽い(だから小排気量でもそこそこ走るのだが)、つまり剛性がないボディなのに、似合わない大型のディスクローターが付いているのが原因だろう。軽くブレーキを効かせても、ディスク径が大きいので、相対的に強力にブレーキが効くことになる。そして、強力に効くのでフロントフォークに大きな力がかかって、よじれるような感じになるのだろう。タイヤがもう少しハイグリップだったら、簡単にロックはしないだろうが、ブロックパーターンのマルチパーパスタイヤだから、グリップはそんなに望めないため、簡単にロックしてしまうのだろう。きっと、ディスクをもう少し小さいサイズのものにしたら、じんわりと効くブレーキに出来るような気がする。これは、慣れるより仕方ない。もちろん、パッドを交換しているので、もとに戻すとマシになるかもしれない。今度試してみよう。それでも、効かないよりは効く方が安全だ。効かないブレーキには緊急時に止まれないという事だから、慣れようがない。色々書いたが、ガタガタブレーキからの解放はやはりうれしい。

さて、近所を少し走ってみて、問題が無かったので、高速に乗って、止まらないか試してみた。一つ先のインターまで行って、いったん降りてまた帰ってくるというのをやってみた。

今日は、少し風が強くて高速に乗ったとたんに向かい風が激しくて大変だった。エンジンは、8,000回転も回らず、速度も80km/h出るかどうかだった。場所によっては、横風もあって、かなり振られた。

いったん高速を降りてUターンしてきたら、今度は追い風になったため、速度がどんどん上がって、9,000回転を上回り、速度も100km/h程度出たが、このときには時々息継ぎする現象が見られた。おそらく、ガソリンが満タンなので、対策キャップでも空気の流入が追いつかないのかもしれない。少しアクセルを戻して、90km/hで走ると全く問題無かった。以前100km/h以上で走ったことがあったが、このような現象は無かった。しかし、そのときにはガソリンが満タン状態ではなかったので、今回と条件が一緒というわけではない。修理に出す前に、ガソリンが半分以下の時にも試したが、現象は出なかった(90km/hしか出していなかったが)。とにかく、エンジンが止まるなどと言う不具合は、これで解消した。

久しぶりにTsurugi 150に乗って、全開走行をしたら、やはり気持ちいい。高速では、あまり速くないので、端っこを走らざるおえないが、それは絶対的なパワー不足で仕方ないことだ。これは問題点ではなくて仕様なのだから。でも、下の道を60km/h程度で走ったときは、加速もそこそこで、ストレスは無い。

これから梅雨が続くので、乗る機会は少なくなるが、雨が降っていなかったら、休みの日は少しでも乗りたいと思う。そのような気持ちだ。