2011年3月20日日曜日

Tsurigi 150で少し走ってきた

Tsurugi 150をCKファクトリーに受け取りに行った。自宅からは、約2時間かかる距離だ。
途中で、旧店舗前を通った。
シャッターが下ろされ、CKファクトリーがそこに有ったという跡は何もなかった。
新店舗は、そこから15分程度だったように思う。店の前に、私のTsurugi 150が置かれていた。だが、担当のメカニックのNさんは、不在で詳細は聞けなかった。見てみたところガソリン臭いのはそのままだが、大丈夫の様だったので、受け取って出かけることにした。実は、今日は、少しこれで走ってみようと思っているのだ。

実は、ゴールデンウィーク中に、バイクで色々出かけようかと計画を練っている。だが、かなりハードなスケジュールになるかも知れないので、少し走り込んで、長時間の走行で、車体もだが私自身もどうかと試してみたかった。実を言えば、WACOXでは、1日300km程度走ったことがあるが、Tsurigi 150ではそこまで走ったことはないし、どうも、WACOXよりも疲れが激しい気がしていた。

先ずは、Yahooドームに行った。ゴールデンウィークにバイクで来ようと思っているのだが、駐輪の状態と人出の確認をしておきたかった。

行きは、下の道を通って行ったのだが、思ったほどの渋滞もなく、意外に大丈夫だった。丁度、開場が11時で、着いたのは、11時40分頃だった。
球場の回りを回ってみると、歩道に自転車やバイクが鈴なりに停まっており、停められるだろうかと心配したのだが、球場の入り口では、まだまだ空いていて、係の方に誘導されて停めることが出来た。数台のバイクが停まっている程度で、自転車も思ったほど多くはなかった。
すでに、開場後だったこともあり、外の人出は思ったほどでもなかった。外がこれくらいなら、中はたいそうな人数だろう。外で、唯一人出が多かったのは、入場券の引き替え窓口だった。当日券売り場には、まばらで並んでいる人は少なかった。これはもう席が無かったのかも知れない。丁度昼時だったのでどこかで腹ごしらえしようと、球場の隣にある建物(シーホークアベニュー)に入った。
ラーメンの看板があったので、中を探したらラーメンというよりうどんがメインの店が有った。外のラーメンの看板は、どうも、土産だった様だ。
だが、博多まできてうどんと言うことは無いだろうと、とんこつラーメンを頼んだ。500円と価格もこういうところとしては、まあまあか。
席は多くはないものの、空いていて、すぐに座れた。外ではあれだけ人がいたのにどうしてここだけ少ないのかはすぐに判った。
こういったレシートをもらって、書いて有る番号が呼ばれるまで一時待つ。防寒スボンと防寒着を着ていたのだが、室内と言うこともあり、とても暑くなり、防寒スボンを脱ぐことにした。
涼しくなった。程なくして、番号が呼ばれたので、受け取りに行った。で、えっ、これっだけと唸ってしまった。
なんだかお子様ラーメン?と思えるほど、とても量が少ない。食べると麺は堅くめで、スープもなんだか粉っぽく、しかも薄い。チャーシューもばさばさで脂っぽさが全くない。500円はどう見ても高い気がした。仕方なく、量もあまりないこともあり完食はしたが。まあ、最近ちょっと体重も増え気味なので、これで我慢することにしよう。気を紛らすために、すこし歩いてみた。
ちょっと奥に行くと、このような天井の高い空間があり、なかなか気持ちいい。結婚式関連だと思われるのだが、花嫁と思われる美しいく着飾った(顔は見えなかったので判らないのだが...)女性が写真を撮られていた。おそらく、結婚披露宴の前に、写真だけ撮ってしまうのだろう。

再び、球場に出ると、沢山の手が生えた板が林立していた。その中に、この人のものも有った。
そう、王貞治の手だ。
当然ながら、握手してきた。もちろん家族に、王貞治と握手してきたと言うためだ。この写真が証拠だ。だが、回りを見渡しても、林立する手を覗き込んでいる人は多数いるのだが、私の様に握手している人は、だけも居なかった。

ここにあまり長くいると次の予定が狂うので、バイクのところに戻ることにした。
戻ってびっくり。来たときには、数列しかなった自転車の列は、数倍に増えており、溢れんばかり。バイクの後ろにも自転車が迫ってきており、出すのが大変だった。こうやってみても、国産の他のバイクと比較しても、サイズだけは全然負けていない。だが、この外観とは裏腹に、中身が少ないのか、重量は数十キロも軽いので、取り回しはとても楽だ。それでも、自転車にぶつかりそうになった。重い国産ビクスクだったらそれこそ大変だっだたろう。

次は、秋月城跡の近所にある神社に行くことにしたのだが、その為には、博多の街中を縦断する事になるため、渋滞して大変だった。
大型のタンクローリーとトラック2台に前を塞がれて、横をすり抜けることも出来ず、暑い排気ガスを吹きかけられて、とにかく暑くて堪らなかった。丁度、タンクの後ろにバイクの私が写っている。これは、太宰府を通り過ぎるまで続いた。たいした距離でもないのにここだけでだいぶ時間がかかった。

そして、この渋滞を抜けて、東に向かうと一気に車が少なくなり、すいすいと走れる様になった。そうすると、先ほどまで暑かったのが一気に冷えて涼しくなった。
それでも、気持ちよく走れるのは良い。やっと、秋月八幡宮に着いた。
お賽銭箱があるのだが。
その右にはなにやら書かれている。
こんな田舎なのに、賽銭を盗む輩がいるらしい。寂しいことだ。

Yahooドームを出てから、2時間近く走ったのでしばしここで休むことにした。
シーホークスアベニューで買ったスポーツドリンクをごくごくと飲んだ。体が同じ姿勢を続けたので体をほぐした。そして、再び、出かけた。
走りながら撮ったので手が写ってしまっているが、これが、秋月城跡の通りだ。人はあまり居なかった。まあ、今は特に季節ではない。桜はまだ早い。今月下旬には、花見観光客が多数訪れるだろう。

次に向かったのは、江川ダムだ。
以前訪れた時に比べて、相当に水位が下がっている。この付近ではあまり雨が降っていないのだろうか。ここは、良い具合に道も良く、車も少なく、とても気持ちよく走れる。WACOXと違ってだいぶエンジンパワーを感じれるので、楽しい。ビデオをご覧あれ。
WACOXとの一番間違いは、車体を倒しやすいことだ。WACOXは、立ちがきつい感じだった。よく言えば、どっしりとして安定していると言えるだろうが、悪く言えば鈍感な走行性で、コーナーではおっかなびっくりだった。というか、倒しにくいと言ったらいいだろうか...アンダーステア気味だったのだ。ビデオを見ると判るが、Tsurugi 150は、とても軽く倒せ、ある程度エンジンのパワーもあるのでコーナーの出口でも加速しながら立ち上がれる。なかなか楽しい。だが、逆にオーバーステア気味で、倒れすぎて、コーナーのイン側に入り込みすぎることもあった。それでも、修正は容易い。本格的なロードスポーツタイプのバイクに比べるとサスペンションが今一だし、エンジンパワーも全然足りないので、絶対的な速度は低いのだが、それなりに楽しめる。もう少し、サスペンションが良ければ、もう少し攻められるのだが、限界が低く、リアがコーナーの凸凹で破綻しやすい上に、センタースタンドを擦ることも多く、左回りではセンターラインを超えてしまい、右回りでは崖際に行きそうになることも度々だった。
ビデオを見ると、コーナーに入る前に、逆側に一旦倒してからコーナーに入るシーンも有る様に、車体を倒すのはかなりクイックに出来る。

ここを楽しんだ後は、英彦山に向かった。途中で、山中だというのに、花が満開になっているのに出くわした。
色が白く、梅にしては白すぎるし、桜としても白い。山桜は、咲く時期がばらばらだと言うが、これがそうなのだろうか。
下を見下ろすと、民家が数軒ある集落の庭に、この桜が群生していて、同様に満開の木もあれば、逆に枯れ枝状態のものもある。ちょっと早めの花見が出来て良かった。

だいぶ登り坂を登ってきた。気温もだいぶ下がってきて、涼しいを通り越して少し肌寒く感じてきた。
道は、空いていて殆ど車は走っていない。バイクもあまり多く無かった。それでも、時たまバイクに出会うこともあった。皆ソロだった。まだ少し気温が低めなので、多くないのだろう。そして、少し走ると、一気に寒くなってきた。ふと見ると、なんと..
山肌に、白いものが見える。雪だろうか。もう3月も中旬だというのに。東北ならいざ知らず、ここは九州だ。
道端を見ると、雪が残っているではないか。丁度気温計が有ったのだが、10度だった。一番気温が高い時間端で10度と言う事は、早朝は、零下なのかも知れない。

高地で、空気が薄く、気温も低い為か、Tsurugi 150は、とても調子が悪い。エンジンのフケは悪いし、足回りもガタガタした感じで乗り味も良くない。コーナーでは簡単にリアが滑る感じになる。タイヤの問題もあるのかも知れない。

そこから、今度は、長い下りで、普通ならエンジンパワーを補って調子が良い物だが、あまりに乗り心地が良くないので、スピードを出す気にもなれない。とにかく我慢の下り坂だった。

そして、やっと平地近くに降りてきた。いつもの、テストコースに来た。自宅から20km程度のところだ。信号も無く、車も殆ど走っていないのに綺麗に舗装されたその道は、まさしく走り込んでくださいと言わんばかりだ。ここでもビデオを撮ったのだが、残念ながら、いつもなら車は殆ど見かけないのに、今日に限って、軽トラックが前を塞いで、気持ちよく走れなかった。
しかし、制限速度を超えた速度では走っているので追い越すわけにも行かず、後を付いていったのだが、途中で大型のバイクが、ものすごい速度で追い越していった。丁度ビデオの1分30秒過ぎだ。自車の速度を考慮すると、100km/hなどというものではない速度が出ているのだろう。音も完全にレーシングサウンドで、吹けきっている感じの排気音だった。

最後が少し消化不良だったが、CKファクトリーに行くのに2時間、それから、4時間半。計6時間半で、約240km程走ったことになる。渋滞にはまってしまった為に時間が少しかかった。だが、今回は、距離よりも、長い時間走る事の方が重要だった。ただ、今回のビデオで撮影した様な走りを楽しめる場合には、意外に疲れない。ところが、渋滞に入ったり、高速道路などで、ほぼ直線なコースをただただ走ると言う様なシチュエーションでは、疲れやすい。

ゴールデンウィークのツーリングでは、距離が有るため、高速を走る機会が多そうなので、ちょっと心配ではある。今度日曜日に、往復2,000円で走れるだけ走るというのをやってみようか。

※Tsurugi 150のガソリン漏れの原因を、後でメカニックのNさんがメールで連絡してくれた。
それによると、「燃料のセンサーを止めているボルトのガスケットの劣化」だとの事だった。
半年も経たないうちに劣化するとなると定期的に、これを交換する必要があるのかとても
気になる。その点に関しても問い合わせした。

Tsurugi 150代車のカスタムマフラー

Tsurugi 150の代車のカスタムマフラーの動画を撮ったので公開することにした。


朝方だったので、排気管から白く湯気が出ている。アイドリングでは、なかなかの低音で、良い感じだ。先日走った時のインプレッションではうるさいと書いたが、アイドリングや、少しレーシングしたときの音は、なかなか良い感じだ。だが、少々音量が大きすぎる。音質はこのままで、少し音量を下げてくれたらいいと思う。

アクセルをひねった音も撮れば良かったが、サイドスタンドしかないと、リアタイヤが接地しているので、飛び出してしまうため、それは出来なかった。