2011年2月28日月曜日

はしらねぇ

我が家の駐車場にあるのは、パジェロミニ。軽自動車とは思えない存在感がある。実は、SUZUKI Keiのヒーターが効かないので修理にだしていて、その代車としてこれに乗って帰ってきた。ボンネットのエアインテークは、伊達ではなく、インタークーラーターボー車だ。
上の写真を見ると、本当にデジカメって汚いものも綺麗に撮ってしまうんだなぁと改めて思う。
フェンダーなどを見れば判るが、もうぼろぼろだ。手で触ると取れるんじゃないかと思うほどガタガタだ。
室内は軽自動車には全然見えない。
乗用車なみ...というよりそれ以上に広いかも知れない。
ただし、リアはとりあえず付いていますという程度で、とても座れたものじゃない。だいたい足を入れることすら難しい。シートバックも垂直だし。

さて、インタークーラーターボということで、走りに期待いがかかるが、これが本当にひどい。特にひどいのは、出足だ。エンジンはウーンと唸るのだが、とろーとしか出て行かない。ターボ車特有だが、とにかく低速トルクが全然無い。トルコンとは思えない感じで、クラッチが滑っている感じというばいいだろうか。出足が悪いので、グッとアクセルを踏み込んで走り出すと、回転が上がり、何とか走り出すと急に、加速しだし、アクセルを戻しても、レーシングしっぱなし状態に感じる。つまり、とにかくレスポンスが悪い。

パジェロミニが新車でもこうなのが、単に古いので、そうなのかは判らないのだが、10万キロをゆうに超える走行距離だし、おそらくは古いからなのだろう。

それにしても、ひどい車だ。たいていの車に慣れるが、これには慣れそうもない。

Tsurugi 150 ブレーキパッド交換...またまた問題が!

天気が優れないという天気予報だったが、なんとか天気が崩れる前に時間が出来たので、急いでブレーキパッドの交換をする事にした。

なんどもWACOX H-1でやっているので、手慣れたものだ。出来れば、20分程度で済ますつもりだ。
まずは、赤矢印の六角ボルトを緩め、次に青矢印のボルトを緩める。これだけだ。

では、さっそく作業に入る。
六角ボルトを緩める。ここでは、緩めるだけだ。外してからでは、堅くて緩みにくいからだ。
次に、キャリパーを固定している14mm角ボルトを外す。これが、とても堅く締まっていて苦労した。昨年の暮れにリアホイールを交換した際に、清掃してくれたのだが、おそらくエアーインパクトレンチを使っていた様なので、堅く締まっているのだろう。中華ネジは、とても柔いので、こんなに締められるとボルトの頭を舐めたり、ネジ自体を捻り切ってしまいかねない。あくまでも慎重にする必要がある。
これで、キャリパー一式が外せる。
これが裏側だが、ここで、オットーーーーー!と声を出してしまった。パッドの形状が、スペーシー100とは違う。
とにかく、パッドを外す事にした。六角ボルトを完全に緩めて引き抜く。
上が、Tsurugi 150に付いていたもので、下がスペーシー100用として購入したものだ。ほぼ同じサイズだが、形状は異なる。CKファクトリーの担当の言うことを鵜呑みにしたのは間違いだった。やはり、現物を調べて同じものを購入しないとダメだ。
試しに付けてみたが、ピストン側は大きすぎてきつく、逆側は上の移動留めが無いためにガタガタで上下に動いてしまう。これでは取り付けることは出来ない。このパッドは、WACOX H-1とまったく同じに見える。だが、昨年末にCKファクトリーに行ったときにリアのキャリパーを見たときの写真を見ると
なんとなり、スペーシー用のパッドが使えそうな気がしないでもない。いつか時間がとれたら、リアも分解して調べてみる必要がある。だが、フロントと違いリアのパッド交換は、マフラーの取り外しなど手間がかかるので面倒だ。

さて、話はフロントブレーキパッドだが、仕方なく、このパッドを手に持って南海部品まで行って買って来た。
同型状で厚さの違う2種類があり、実物が8.5mm程度だったので、薄い方を買ってきた。写真の様に、YAMAHAのTZ50と互換だ。厚い方は、NS50やCBX125用だった。価格は、\2,493円。もっと高い5,000円程度のものも有ったが、安くても信頼のKITACO製ということでこれにした。
当然ながら、まったく同じだ。溝が3本から2本になっているのが違いだ。バッド自体は、意外にざらざらしておらず、エッジも尖っていなくてヤスリの様な感じはしない。
スムーズに動く様に、シリコングリスを塗った。
パッドにも、当たって擦れているところに塗った。
で、組み込む。キャリパーも外したのと逆に、取り付けて完成だ。
エア抜きバルブのゴム栓がすでにヒビ割れている。まだ、半年も経っていないのだが。ゴム部分にもシリコングリスを塗っておいた。
完成したのはいいのだが、20分どころか2時間近くも経っている。バイク弄りは予定どうりには行かないものだ。

さて、試乗をしようとバイクを車庫から出したら.....
なにやら、垂れている。
なんだろうと近づいてみると、
なんとガソリンだった。確かに、駐車してカバーを掛けているときから、なにやら油臭く、気になっていたのだ。なんと、ガソリンが漏れているとは。だが、ガソリンは揮発性が高く、もし漏れたままで有ったなら、すでに乾いているはずだ。前回動かしてから1週間経っているのだから。
と言う事は、センタースタンドを外して動かしたときに、ガソリンが漏れたと考えるのが正しいだろう。それにしてもどういうことだろうか。タンクを覗いて見ると。
暗くてよく判らないだろうからもっと近づいて見ると。
アンダーカードの上にガソリンがこぼれているのが見えた。おそらく、車体を動かしたことで、タンクからガソリンが漏れて、アンダーカードに貯まっているのだろう。いままで、確かにガソリンの燃費が異常に低い事が2度あった。

これが、燃費のグラフだ。2回大きく落ち込んでいる。この2回の落ち込むときには、その前に満タンにしてから1ヶ月程度経っている。つまり、ガソリンを満タンにいれて、長期間止めておくと、今回の様にガソリンが漏れて減っていたのだろう。

とりあえず、ウエスで拭いて、試乗に行くことにした。空模様が怪しくなり、今にも雨が降りそうな雰囲気なので、ブレーキの状態を確認しておきたかった。

で、ブレーキの状態だが、今までのガクガクブレーキは嘘の様に解消していた。パッドが原因だったのだろう。時間が無くて、10分も乗っていないので確実な事は言えないが。ただ、強くブレーキを掛けると、フロントフォークがよじれるような感じとなり、剛性感のなさというより剛性がないのがはっきりと判る。

この後用事があり出かけた為、その後は調べることが出来なかった。しかも、雨も降ってきた。

ブレーキの問題は、一応解消したように見える。それはよかったが、今度はガソリン漏れという問題が発生。本当にネタを切らさず提供してくれるTsurugi 150だ。