2010年10月12日火曜日

Tsurugi 150のインプレッション

今回の300kmのツーリングで感じたことをまとめてみたい。

エンジンオイルは、800ccでちょうど良いと書いたが、ツーリングの朝調べたら、若干少なめだったので、50cc追加しておいた。また、ギヤオイルも、50cc程度溢れるのを無視して、無理矢理入れた。溢れてボルトを留めるのが難しかったが、なんとかなった。

動力性能は、WACOX H-1とは比べものにならないほど良い加速をする。ただし、80km/hまでだ。これを過ぎると、緩慢な加速で、向かい風や、上り坂だと、90km/hも難しい感じだ。最高速度は、CKファクトリーのNさんによると110km/h程度は行くと言っていたが、未だ、100km/hも実現していない。

アクセルは、やや、回転が大きい。つまり、少し回したくらいでは、あまり加速しない。思い切って、手首をひねって回す必要がある。その為に、加速がもたつく感じがするときがある。

バックミラーは、安全のためなのか可倒式だ。何かにぶつかったら、簡単にミラーが倒れる仕組みだ。しかし、ミラーが当たる前に、グリップエンドが長いので、そこがまず当たるだろう。だから、可倒式ミラーは、あまり感心しない。というのも、すぐにミラーが動いてしまうからだ。段差をがたんと走り抜けたりすると、ミラーが傾いてしまうのだ。その度ごとに、ミラー調整が必要になる。少々面倒だ。

燃費は、なかなか良さそうだ。長距離走行では、35km/lは堅い。つまり、350kmは給油無しでノンストップ走行が可能と言うことだ。めんどくさくなくて良い。
だが、給油口のキャップは、とても閉めにくい。セルフでいつも給油しているので、なかなか締まらずにいらいらしてしまう。
ガソリンを口近くまで入れると、漏れやすいようだ。とてもガソリン臭くなる。火気厳禁だ。

グローブボックスのふたは、とてもチープで、フタを留めているロック機構もとても脆弱だ。なんどか、取れて慌てた。これが取れると、ボックスのふたが閉まらなくなるので、開いたままになってしまう。

スピードメーターが、遠く小さい件は、慣れるとあまり気にならなくなった。

シートが広すぎる。さらに、ステップもワイドで、足付きが良くない。

ライディングポジションも、今一しっくり来ない。その為か、背中と腕が痛くなる。足を前に伸ばしたスタイルしか出来ない。足を90度に曲げて、ステップに足を置くスタイルがなぜか取りにくい。その為に、同じスタイルのみで疲れやすいのだろう。

エンジンが、時々、息継ぎする。しかし、この現象は、今回のツーリングの行きの時にのみ発生した。帰りには無かった。今後再発しなければ良いが。

ハンドルバーは、フルカバータイプだが、ドリンクホルダーなどを付けることを考えると、メッキタイプのバーハンドルが付けられると良いのだが。WACOXには、専用キットが、CJ-BEETから供給されていた。これが付けばいいのだが、難しいだろうから、オプションでもいいので出してほしい。

今回は、昼間だったので、ヘッドライトはあまり関係ないと思っていたが、トンネルが意外に多くて、トンネルに入ると真っ暗に近くなりめくら走行状態になり怖い。バッテリーから直接電源を取るHIDが手に入って取り付ければいいのだが。

シート下のメットインボックスは、小さいジェットヘルメットしか入らない。もう少し形状が良ければ、入るのにと思う。是非、リードのような、メットインボックスに、ヘルメットフォルダーを付けて話欲しい。そうすれば、メットインに入らなくても、ヘルメットを掛けることが出来る。リアボックスを付けたいが、リアキャリアが板タイプなので、取り付けしにくい。最近では、この様なタイプのリアキャリアが増えていて格好だけで、実用性に欠ける。ドリルで穴を開けるなどして、取り付ける必要がある。