2010年10月10日日曜日

Tsurugi 150修理実施

今日、Tsurugi 150の修理にCKファクトリーのNさんが来た。
入社間もないと言うことだったが、背中にチームSUZUKIと印刷された作業服だったので聞くと以前メカニックだったとのこと。フロントフェンダーに布をかけて傷が付くのを防いでいたり、作業の手早さなどなかなか見ていて、こう言っては何だが、前回の若者の店員とはかなり違う。
メーターを外したので、ちょっと観察してみた。
ランプは、4つ付いており、小さな豆球だった。メータ内の照明の球は外観からはわからない。
このケースを開けると交換出来るのかも知れない。
これが表。
外したスピードメーターケーブルを見ると、曲がっているのがわかる。交換したメータは特に、改善はされていないようだった。残念だったのは、ちょうど時計が表示れるところにも目立つ傷が付いていること。とりあえず、機能的には、問題は無かった。今回の問題に対しては、スピードメーターケーブルを長めの物にして対策したらしい。しかし、これでは根本的な改善にはならないかも知れない。一番良いのは、メータ裏のスピードメーターケーブルとの接続部分を、前方ではなく下に出すようにすることだろう。しかし、それにはメーターそのものの構造的な設計変更が必要だ。

ヘッドライトは、下のプロジェクタの接続がちゃんとされていなかったらしい。その為に、暗かったのか。しかし、ハイ状態ロー状態ともに点灯していたのは、この下のランプ内にポジションとして小さな電球がもう一つ付いていて、それが光っていたためだった。どちらでも点灯して見えた理由がわかった。

ハイ側の下のプロジェクタランプは付くが、下にずれていたので、ヘッドライトアッシーで丸ごと新品
と交換してもらった。そこで、この電球がどのようなタイプか聞くと、55WのH1タイプだという。とても、55Wとは思えない暗いハロゲンだった。H1タイプと言えば、WACOX H-1に付けていたHIDが、H1タイプで、2灯がセットだったために、1灯分余っている。せっかくフロントカウルを開けているので、これを付けることにした。取り付けはなんとかなったのだが、点灯しなかった。原因は、ちかちかして点灯しないことから、おそらく電流が十分に流れていない為だろう。HIDは、点灯の時に大きな電力を必要とする。エンジンがかかるまでライトが点灯しない事からも、おそらく、ライトの電源はダイナモから直接取っているのかも知れない。まるで原付の様だ。また、55Wと明るいはずのハロゲンでも、十分な明るさがないのは、電力不足が原因なのだろう。つまりは、Tsurugi 150ヘッドライトは、明るいHIDに変更できないという事だ。Nさんには、HID取り付を手伝ったもらったので申し訳なかった。結局元の暗いハロゲン球に戻してもらった。
目視出来るほど暗かったのが、そこそこ点灯しているとわかる程度に点灯するようになった。

さっそく試乗してみることにしたが、乗り出そうしたら、リアタイヤの空気が抜けている事を指摘された。4週間ぶりに乗るのだが、考えてみれば納車の時にも、空気圧が低かったのを思い出した。とりあえず、ムシが悪い場合もあるというので、手持ちの自転車用として買置きしていたものがあるがと見せたら、使えるというので、交換してもらった。これで改善すれば良いのだが。

試乗すると、スピードメーターは、とりあえず正常になったようだ。しかし、40~50kmは乗ってみないとなんともいえない。それよりも、停止するときに、前方からカタカタと音がするのが気になった。Nさんに言うと、長めになったスピードメーターケーブルがライトの裏側に当たっているらしいと言う。とりあえず、タイラップで留めてもらった。

リアタイヤの空気が漏れていたのが気になるが、これも様子を見ることにしよう。

結局2時間程度かかった。

オドメーターは、また、0近くに戻ってしまった。ハイビームランプ下の赤いランプは、やはり、点灯しなくなっていた。試作品のみの機能だったとのこと。残念だ。点灯しないのに、電球も付いているのが解せないのだが。まさか、電球が切れた時に、点灯するなどと言うことがあるかと聞いてみたが、無いだろうとのこと。

時計も合わせてもらったが、時計を合わせるモードから通常モードに戻すのが、なかなか難しいようだった。聞いたところでは、以下のような感じらしい。

左ボタンプッシュ: トリップリセット
右ボタンプッシュ:時計合わせモード
このときにのボタンのモード
左ボタン:調整
右ボタン:調整位置変更
右ボタン3秒長押し: 時計モード

と言うことらしい。以前時計を追わせようとして、私もわからず苦労した。
CKファクトリーは、是非とも、CJ-BEETみたいに、A4一枚紙でいいので、ボタンの操作マニュアルを作って欲しい。

給油したガソリンの量から計算すると500キロ程度は走っていることになっていたので、オイル交換をすることにした。
運転席の左側下にドレインがある。17mmのネジだ。これを外して抜く。
オイルは、まあ、普通に汚れていた。特に何か異物があるようには見えなかった。ドレインボルトには、ワッシャーが付いていなかった。WACOXには、付いていたが。そのうちに、付いている物と交換しよう。
サイズを測ってみた。
ネジは、M12mm。外径は、20mm程度。
反対側にあるオイルフィルターも外してみた。
これも17mmでWACOX/リードと同じだった。
中は、思ったほど汚れてはいなかった。
外側が少し汚れていたので、ウエスで拭いておいた。
今回は、はいじめてのオイル交換なので、IXLを50cc入れた。
オイルは、リードと同じ10W-30だ。ジョウロで800cc入れてみた。
これでちょうど良い量だった。
ついでに、ギヤオイルも交換することにした。ギアオイルのドレンはプリーケースの後ろだ。
ドレインは、10mmだった。
オイルは、少し黒ずんでいた。容量は、150mlだった。
WACOX H-1では、エンジンオイルを使用したが、今回は専用品を購入しておいた。しかし、エンジンオイルよりもさらさらだった。
IXLが分離している。さっそく、注入しようとしたら、入らなかった。
オイルを注入するまで傾けられない。急遽、近所のホームセンターに行って、曲がった口の容器を買ってきた。215円だった。
これにオイルを入れ替えて、再度挑戦。
今度はバッチリだった。でも、なぜか100cc程度いれたところで、溢れてきて、それ以上入れることが出来なかった。もしかしたら、傾いていたせいかもしれない。

オイル交換も終わり、夕刻から、50km程度走ってみた。メーターは、特に異常は見られず、一安心。オイル交換した事もあり、慣らし中だが、ちょっとエンジンを回してみた。7,000回転で、ゆわkm/hになった。しかし、リードに比べて風圧が凄い。、リードは体の前面に風防があるので、あまり風圧は感じないのだが、WACOX H-1に比べても、Tsurugi 150の風防は少し小さめなため、風除けの効果が少ないのかも知れない。8,000回転まで回して見たが、よえkm/hまででそれ以上は試さなかった。風圧が凄い。高速で走るとなると、ちょっと風圧が大変そうなので、服装も気にする必要がありそうだ。

暗くなってきたので、ハイポジションの高さ調節も行った。初期状態では、下過ぎて遠くが照らされていない。しかし、調節しても、暗いのはどうしようもない。照明の無い山間部を走るのは、相当難しいだろう。特に、高速道路だと致命的だ。殆ど目隠し状態になる。

とりあえず、今回の修理は、なんとかなった。だが、今一気分が乗らない。4週間も乗らなかったため、新車のときめきが失せたのか。それももちろんあるが、トラブルでTsurugi 150そのものに、なんだか良い印象がなくなってしまったみたいだ。興味が薄れたというか。とてもむなしい気分だ。それでも、明日は、天気も良いようなので、WACOX H-1の時と同じように、宇佐神宮まで走ってみることにしよう。乗れば少しは気分が晴れるかも知れない。

F1 日本GP 小林可夢偉 7位!

今日行われたF1 日本GP決勝で日本のホープ小林可夢偉は、7位に入賞した。

今回の日本GPは、昨日ひどい雨で、予選が中止となり、今日の午前に予選が行われた。数年前にも台風で予選が行われず、決勝当日に予選が順延となったことがあったが、今回も同様なことになってしまった。そして予選では、小林可夢偉は、Q1は、順調にクリアしたものの、Q2では、失敗してしまって14位と低迷した。本人は、10位以内に入ってQ3進出を狙っていた。全戦から参加したチームメイトのハイドフェルドは11位と、負けてしまった。

そして、同日行われた決勝では、チームメイトのハイドフェルドがソフトタイヤでスタートしたのに、小林可夢偉は、ハードタイヤでスタートとチームは戦術を変えてきた。

ソフトタイヤは、グリップが優れるものの、長く持たない特性があり、53周で行われる決勝の20周以内に次々とタイヤ交換していった。小林可夢偉は、終盤になってやっとタイヤ交換し12位となった。
しかし、ここからのオーバーテイクショーが凄かった。

先ずは、11位のハイメ・アルグエルスアリをオーバーテイク。
次の10位のエイドリアン・スーティルがエンジンブローになり、
難なくクリア、これで、ポイント圏内に入った。しかし、そこで終わらなかった。
9位のバリチェロをさらにオーバーテイク。
そして、8位だったチームメイトのハイドフェルドさえもオーバーテイクしてしまった。
右側が小林可夢偉だ。そして、6位を走っていたニコ・ロズベルグがリタイヤしてしまったために、1位繰り上がって、7位でフニッシュした。

今回のレースで、これほどオーバーテイクしたドライバーは、小林可夢偉だけだった。
前戦から参加したチームメイトのハイドフェルドは、かなり上位に評価されている中堅ドライバー。これを戦略が違うとはいえ、オーバーテイクして負かすというのは、凄い事だ。だからと言うわけではないが、ハイドフェルドは来年は、チームを離れる事になっている。小林可夢偉は来年も現在のザウバーチームで参戦が決定している。

とても面白い、どきどきするレースだった。ちなみに、今回の勝者はレッドブルのセバスチャン・ベッテルだった。そして、ポイントリーダーの同じくレッドブルのマーク・ウェーバーは2位でポイントリーダーのままだった。

あと、3戦だが、小林可夢偉がどこまでポイントを伸ばすか楽しみだ。