2010年5月10日月曜日

KYMCOのWACOX H-1そっくりさん

何の気なしに、色々Webを見ていたら、今年KYMCOから、WACOX H-1とそっくりなスクーターが出ることになったらしい。その名も、DownTown125i




全く同じじゃないが、フロント周り、特にプロジェクターランプ周り、そして、さらに、リア周りもとてもよく似ている。エンジンは、水冷、インジェクション仕様で、125とは思えない出力を絞り出している。

以下は、KYMCOの300iのプロモーションビデオ。

排気量は、125の他に、200と300が有る。日本には、125のみしか正規には入ってこないらしいが、37万円という価格は、どうなんだろうか。この価格なら、200くらいなら、許せるか。300は、車検があるので、日本では論外。400なら分かるが。


WACOX H-1タイヤバルブの交換

LEAD110のタイヤバルブが原因で空気が漏れて、ひどい目にあった。WACOX H-1のバルブにもひびが入っており、心配だ。で、交換する事にした。

まずは、ディスクブレーキユニットを取り外しておく。
次に、車軸のネジを緩める。向かって右側がボルトで、14mm。
左側が、ナットで17mm。プーリーやクラッチのナットと同じだ。
で、このナットを取り外す。
そして、右側の長いボルトを引き抜くと、前輪がはずれる。このとき、車輪の左側には、短いパイプが付いている。これが取れて転がっていくのでなくさないようにする。これをなくすと大変なことになる。また、逆の右側には、スピードメーターのギヤが付いている。
取れた車輪をよく見てみる。
中心部分の拡大。スピードメーターギヤを駆動する爪が付いている。
次に、バルブのムシを取ってタイヤの空気を抜く。そして、ビードを落とそうと足で踏んでみた。
が、全くだめ。そこで秘密兵器の登場。
 ビードブレーカー バイク用 STRAIGHT/15-074 (STRAIGHT/ストレート)(15-074)という製品。2480円と大変リーズナブル。是非購入をお勧めする。これを使うと、いとも簡単にビードが落とせる。
バイク屋などでは、タイヤが自動的に回転するタイプの高級なものを使っているが、これで十分だ。
次に、タイヤのビードを片方だけ外す。
ちなみに、タイヤレバーは3つあると良い。ハンドルの付いているのが、1個500円。付いていないのが、自転車用の安いヤツ。価格は忘れた。(^^;
実は、学生時代に、バイトでガソリンスタンドに行っていたので、タイヤを外すのはいくつもやった。なので、いとも簡単に外せた。一応、リムプロテクターも買っておいたが、必要なかった。
古いバルブは、必要ないので、ニッパーで切り刻む。
そして、バルブの口をひん曲げて、こちらもニッパーで切っていくとちょっとねじると簡単に取れる。
とれたら、穴を点検。バリなどが有れば、磨いておくと良い。このホイールはバリはほとんど無かった。
今回、バルブは2種類購入した。どちらもストレートタイプだ。そしてKITACOのL字型アダプタを空気を入れるときにだけ、取り付けル事で、ガソリンスタンドなどでも空気が入れられるようにする。やはり、曲がったバルブは、バランスが良くないように思う。
袋から取り出した。どうやら、ネジ式の方でも寸法が合うようなので、こちらを取り付けることにした。ちなみに、ネジ式は、1個330円。もう一方は、120円だ。自転車屋は、どれだけパーツ代で儲けているんだぁ。
ネジを取り外す。
バルブを、ホイールに差し込む。
ゴムパッキンを入れる。
ワッシャーを入れる。
ナットを締め込む。相手がゴムなので、閉めすぎるときれてしまうので適当に。
最後に、ロックナットを閉め込んで完了。簡単。
バルブの取り付けが終わったので、次はタイヤをはめる。ビートワックスを塗っておく。
外したときと反対に、タイヤレバーでタイヤをはめる。気温が20度を超えていて、少し汗ばむ感じなので、タイヤも柔らかく非常に簡単にはめ込めた。空気入れを使って空気をいれてビードをホイールに密着させるのだが、普通の自転車用の空気入れじゃとても間に合わない。シガーライターを電源にする1,000円もしない電動空気入れを使った。
空気を入れる前に、ムシを外しておく。
しかし、電動ポンプでも小型のものなので、全然ビードが上がってこない。シューシュー抜けるだけだ。小さめのタイヤレバーを差し込んで、タイヤが密着するようにこねて引き上げる作業を、空気を入れながら行ってやっと膨らませることができた。いったん空気を抜いてから、ムシを付けて規定の空気圧を入れる。200kPa入れた。入れ終わったら、水をかけて、ホイールとタイヤとの間から空気漏れがないか確認する。本当は、石けん水がいいが、水でもよく見ればOKだ。
そして、タイヤをバイクに取り付けるのだが、これがまた大変だった。
バイクが前のめりになってしまうので、ブロックをリアに置いてフロントを浮かせた。
この写真では2個載せているが、2個だと重すぎて今度は、タイヤ位置までフロントフォークが落ちないので、1個だけ載せてバランスさせた。
それでも、なかなか軸の位置が合わない。さらに、スピードメーターギヤの噛み位置が合わずこれを合わせるのに一苦労。それから、今度は、ディスクブレーキ側に付いているパイプ(スペーサー?)が、なかなか入らず苦労した。結局フロントフォークの間が狭くなっていたので、広げる必要があった。初めての時は何でもそうだが、一筋縄には行かないものだ。なんとか入れることができた。そうそう、ギヤやスペーサーにはグリスを塗っておいたが、粘性の高いグリスを用意した方が良い。私のはスプレータイプで粘性が足りず、これら部品を粘性でくっつけておくことができくず大変だった。
また、試しにフロントフォークが取り付けてあるステムの取り付けねじをゆるめてみようとしたが、全然ゆるまなかった。将来、フロントフォークのオイル交換をしようと思っているが、これではそう簡単ではない。狭いのが原因だが、フロントカウルを全部分解するのもこれまた大変だなぁ。

ついでに、ホイールも磨いておいた。バルブが綺麗になり、高級感がある。時間も無くなったので、とりあえず、フロントだけ交換し、リアは、時間のあるときに再び行うことにしたい。


ただ、バルブを外して思ったが、外側は確かにヒビ割れて、空気漏れが起こりそうに見えるが、ホイールの中のゴムは全くヒビ割れておらず、心配は必要ないように思えた。この写真を見ればわかる。
それでも、空気漏れの可能性がゼロじゃないし、心配の種は取り除いておく事ほうが良い。それに、バルブ自体もかっこいいし。しっかりしていて、空気を入れる際にも入れやすいだろう。

今回の作業で、タイヤを交換するのもたやすいと分かったので、それも収穫の一つだ。