2010年4月19日月曜日

プーリーとクラッチ交換

まずは、キックペダルの取り外し。
傷が付いたので、
当て布をして、傷防止。
8mmナットをすべて外してカバーを外した。もう、3回目なので慣れたもの。
カバーの内側は、少しベルトゴムのカスが付いていたので、ウエスで拭いておいた。
で、写真無いけど、クラッチとプーリーのネジを、取り外し。これは、クラッチアウターの内側。前回ヤスリで削ったが、すでにピカピカに近くなってきている。
クラッチシューもテカテカになってきている。どうもテカテカになると、出足がガタガタと振動するようになるようだ。
クラッチAssyとトルクカムAssyを外したところ。
外したプーリー。前回このランプレートにギヤが付いていると書いたが、何もない。どうやら、キック用ギヤの汚れが付いていたらしい。なんともはや。簡単に開けて見られるところでもないので。
全部取ったところ。こうして撮っておかないと、いつも見られないからなぁ。
プーリー側拡大。
クラッチ側。前回ギヤオイル交換したけど、少しオイルが付いていたのかな。汚れている。
今回は、クラッチインナーのボルトを外すので専用工具を購入。\1,575なり。ちょっと高くない?
このようにして、カツンカツンとたたくと...たたくと...、やっと緩んだ! というくらい堅いので注意。で、この大きなナットを緩めていくと、バネがぴよーんと飛び出してくる。おそらくわかっていても、びっくりする。

で、バネの上側にリングが付いている。クラッチ側なので取り付けの際注意。実は、逆に付けて、もう一度外して付け直したというのは、秘密だ。
外れたクラッチインナーの新旧比較。旧型は、バランスを取ったらしい調整用の穴と思われるものが開いている。強化クラッチにはそのようなものは無い。製造精度が良いから?
はい裏側。
で、さっそく取り付けだが、バネが強くてちょっと大変。
膝を使って羽交い締め(?)にして何とか押さえ込んで、ネジを取り付け。後は、専用工具で締めて、最後には、外したとき同様にカタンカタンとたたいて締め込む。

次は、プーリー側。
スライドピースの新旧比較。ほぼ同じ。これも消耗品らしいので、いざとなればオリジナルと同じものを購入すればよい。
オリジナルランプレートのウエイトローラーの当たり状態。
新型は、バリが多い。
ルーターで削った。
きれいになったかな。
よく見ると、ハイスピードプーリー用ランプレートのウェイトローラーが当たるところのサイズ違う。左が大きい。これでいいのかなぁ。
オリジナルプーリー外形サイズは、108mm。
対してこちらは、114mm。6mm外形が大きい。それだけベルトが外側に行く..つまり、ギヤがハイギヤードとになるということ。
オリジナルランプレート外形は、85mm。
こちらは、86mm。ほとんど同じ。
で、写真撮るのを忘れたので、汚い図で申し訳ないが、プーリーを合わせた時の最外周サイズAは、オリジナルが、20.5mm。対してハイスピードでは、21.3mmと、広い。これでは、どんなにハイスピードプーリーでプーリー同士を接触させるまで押し縮めても、ベルトは最外周まで行かないと言うことになる。
ここで、ベルトの横幅を計ると、19.5mmしかない。プーリーを交換しても無意味と言うこと?
では困るので、プーリーフェイスの中心部分(図のB)を削ることにした。削り方は、ヤスリを地面に置いて、プーリーフェイスを押し当ててごしごしとやって削った。材質がアルミなので簡単に削ることができた。
これが、削った後。
合わせてみると、Aのサイズは、20mm弱となった。これなら大丈夫だろう。
前回の時には、何も付けなかったが新品と言うこともあり、シリコングリスを薄く、ウエイトローラーが当たるプーリー内側とランプレートに薄く塗った。
慎重に取り付け。あるブログでランプレートの内径が小さくてはめるのが堅かったというのがあったが、特に問題なかった。後は、組み付け。
気が焦って組み込んでから、ベルトがどこまで移動するかわかるように、印を付けておくのを忘れたので、取り付けてから付けた。ちょっと汚いが、わかれば良いのだし。

それと、キックギヤがまた固着して動かなくなったので、キックペダルは付けなかった。今までもほとんど使っていないので、いいことにする。


で、さっそく試乗。

うーん。エンジンが回るが全然速度が出ない。これは変速してない感じ。まぁ、新品付けていきなりだし10kmは、あまり回さずにゆっくり走った。で、20km程度から少し回してみたら、6,500回転でだんだんと速度が上がってきた。

で、また、峠を越えて山道に。
今日は天気も良くて。気持ちいい。
一気に、100キロ近くも走ってきてしまった。総じて、ハイギヤードになった感じ。今までよりも、回転が1,000回転近く低くて同じ速度が出る。緩い直線の坂道では、100km/hが出た。ここでは、いつも挑戦するが、以前一度100km/hが出たが、それ以降一度も出ておらず、せいぜい90km/hを超えるくらい。それでも、メーター読みでタコメーターは10,000回転近くまで回っていた。それが今回は、簡単に100km/h出た。

50km/h程度で流しているときにも、回転が低いので、静かだ。ウエイトローラーが1g軽い13gになったので、高回転型になるのかと思ったが、ちょうど良い感じだ。

ただ、当然ながら、ハイギャードになったため、出足や中間加速は若干遅くなった感じがする。それでも、アクセルをひねるとじわりと加速していくのは良い感じで、私の好きな感じだ。まあ、交換パーツの影響なのか、プーリー加工の為なのかは、はっきりしないが、これで良しとしよう。

さて、来週暇が取れたら、マフラーをなんとかしよう。