2010年1月7日木曜日

工人舎 SCシリーズ SC3KX06GS その2

昨日に引き続き、工人舎SC3KX06GSの詳細について記載したい。

まずは、電源スイッチとインジケーター。電源スイッチは、スライドタイプで、自動で戻るタイプ。左にスライドさせると電源をOn/Offできる。つまり、電源が入っていない状態なら電源が入り、電源が入っていれば電源が切れる。左に長押しで、強制ダウンだ。

タッチパッドの右側にあるのが、無線LANとBluetoothのOn/Offスイッチ。これをOnした後に、さらに、ソフト的に有効化しないと使えない。こういうスイッチで強制的に切れるのはいいが、無線LANとBluetoothが同時に切れるのは困る。たとえば、BluetoothのMouseを使っていて無線LANを切りたいと思ってこれをOffにするとMouseまで使えなくなってしまう。まあ、ソフト的に無効にすればいいのだが。

キーボードは、f配置が標準的で特殊なものではない。これはいい。特殊な配列だと、入力に慣れが必要だし、慣れたら慣れたで他のキーボードの時に、その癖が出てしまう。小さいボディのため、記号類はかなりキーが小さい。

特に、このあたりだ。どっちにしろ、小さいパソコンなので、多量の文字入力に向いているわけではない。どちらかというと閲覧に主に使う製品だ。


これは、本体左側。奥からUSB端子、VGA出力、音声出力、マイク入力、ボリューム調整、GPSアンテナとなっている。

GPSのアンテナは、このように引き出して使う。さらにこの先端のゴムをはずすとネジ穴があり、付属の外付けのGPSアンテナを接続できるようになっている。車などでナビとして使うときには、感度が上がるので重宝するだろう。地図ソフトも標準で付いている。まだ使っていないので、使いがってはわからない。

こちらは、本体右側。手前から、廃熱のスリット、ExpressCard/34スロット、カードリーダー。読み込めるのは、SD/SDHC/Memory Stickとなっている。そらにその奥は、蓋付きのUSB端子。そして、その後ろ側に蓋付きのLAN端子となっている。

これがそのLAN端子だ。すでにOSは、Windows 7にアップグレードした。1GBのメモリーでも特に不都合無く使えているが、ここはやはり、安心のためにも2GBにアップグレードしておくべきだろう。ということでさっそく購入してきた。底値のころには、2GBのDDR2-SO-DIMMメモリは、3千円程度だったが、いまは値上がりして、4,500円もした。Windows 7対応済みというのが、わけがわからない。Windows 7で特殊なメモリーを要求しているわけではない。ハード的に認識可能なメモリなら、その上で動作するWindows 7も認識して当然だ。

交換は、非常に簡単だ。本体をひっくり返して、

ネジを一つ緩めて取る。

すると、1GBの標準装備メモリーが見えるので、メモリーの左右(赤丸)のつめを押さえるとメモリーが上に浮くので、右方向にスライドさせて取り外す。新しいメモリーを外したのと逆に、左方向に差し入れて、上から押さえるとカチリと固定される。

ちなみに、仕様では、PC2-4200という規格のメモリーということになっているが、もともと付いているメモリーは、PC2-5300だった。今回取り付けたのは、PC2-6400だ。あまりに古いPCだと、高速なメモリーを刺すと認識しないことがあるが、最近の製品なら、高速なメモリーでも大抵問題ない。ただし、自己責任にはなる。ちなみに、高速なPC2-6400のほうが安かったりする。

さて、裏蓋を取り付けて起動すると、このようにちゃんと2GB認識している。ちなみに、Windows 7はタッチパネルに標準で対応している。そして、iPhoneのようなマルチタッチにも対応しているが、残念ながらこの製品はシングルタッチにしか対応していない。まあ、それでも、特に困るわけではない。このタッチパネル液晶は、若干光沢タイプで映り込みがあり、見にくいことがある。また、ペンでの操作では、すべりがあまりよくない。そこで、ミヤビックスから、この機種用の非光沢タイプの液晶保護シートを購入して取り付けた。非常に良い。お勧めする。


内蔵ハードディスクだが、以前はサムソン製を使っていてうるさかったそうで、東芝製になってから静かになったといわれていたが、この製品はハードディスクが少々うるさく、がりがり言うし、ガッチンガッチンといったいやな音もする。とくに動作には支障ないようだが、気になる点だ。