2009年12月28日月曜日

コールドな走りにホットなデバイスを

最近気温が低くなり、WACOX H-1で走るのが辛くなってきている。実用的なLEAD110には、ナックルバイザーとグリップヒーターをつけている。WACOX H-1にナックルバイザーをつけるのは、デザイン的にも手間的にも大変なので、グリップヒーターをつけることにした。今回も、Yahooのオークションに出品しているショップから購入。LEAD110のは取り付け費込みで、9,000円近くしたが、今回の品は、送料込みで4,000円程度。ちょうど、将来グリップを交換したいという気持ちもあったので、ちょうどいい。ただ、LEAD110のグリップヒーターは、その効果が少し弱いのに、消費電力は高くアイドリング状態では、自動的にオフになる。さらに、グリップもだいぶ太くなり、手の小さな私にはすこしつらい感じだった。
左のグリップに、スイッチが付いていて、[OFF]/[I]/[II]と切り替えられるようになっている。右のアクセル側のグリップには、専用のアクセルスロットルが付いていている。写真のように、グリップ全体の長さが無く、1/3程度しかない。汎用品だが、WACOX H-1に付くのかも不明だった。電源の接続は簡単で、グランドと+12Vにつなぐだけ。スイッチで完全にOFFにできるので、最悪バッテリー直付けも可能だろうが、エンジンを切ったときに確実にOFFにしないとバッテリー上がるだろう。さて、取り付けだが、以外に簡単だった。

まずは、グリップエンドのネジを緩めて取り外し、スイッチ部分を上の写真のように、2本のネジを緩めて2つに割る。ネジは、慎重に押し付けるようにして緩めないと、簡単に頭を舐めてしまうのとで注意が必要。

そうすると、アクセルワイヤーが付いたスロットルパーツとグリップが一体になっているので、ワイヤーを慎重にはずして、グリップごと取り外す。次に上の写真のように、グリップヒーター付属のスロットルを取り付ける。後は、元のように、スイッチ部をネジで組み立てる。次の写真が、組み込んだ状態。
取り外した元のグリップとの比較。太さはほとんど差が無い。グリップもしやすく、滑り止めの模様が表面についていてなかなかよい。これをスロットルにはめ込む。
奥まで、差し込んだら、ねじを締めて固定する。次は、左側だ。

元のグリップは、きつくはまっていないので、簡単に抜ける。次に、グリップヒーターを差し込む。普通のグリップと異なり、ぶかぶかなので何の抵抗も無いので、六角ネジをねじ込んで、グリップを止める。左右両方のグリップとも、エンド部分が若干ガタガタするくらいゆるい。しかし、ねじってもびくともしない。配線は、常時点灯しているランプの配線を使った。

最初、緑の側から電源をとったら、グラウンドだった。普通黒がグラウンドで色つきが電源というのが常識だと思っていたが、逆だった。やっぱり中華だから? よくわからん。

せっかく、カウルを開けたので、ついでにHIDのバラストもちゃんと固定することにした。実を言うと、ガムテープで着けていたが、これがアイドリングのときにひどく振動して、音がすごかった。
配線も、結束バンドでハンドルの回転に邪魔にならないようにした。また、ハンドルの回りが硬めだったので、配線やブレーキのパイプなどの取り回しも少し改善した。これによって、ハンドルが、スムースに回転するようになった。

さて、エンジンをかけてみると、スロットルが少し回った状態になっているらしく、アイドリングが4,000回転を超えていたので調節した。


さて、さっそく走ってみた。これは、すばらしい。LEAD110のは少し暖かいかなぁ程度なのに、このグリップヒーターは、[I]では、熱すぎる位、[II]でちょうどよい。消費電力も気になっていたが、意外に影響はほとんど無かった。ヘッドライトを点灯したままだと、アイドリング時に若干電圧が下がるが、エンジンや、ヘッドライトに影響する程度ではない。さらに良かったのは、アクセルがとても軽くなった事だ。いままであまり重いとも感じなかったが、軽くアクセルがひねられるのでなんだか、車体が軽くなったような感じがする。とても、良いので、お勧めだ。

今回はいろいろと調整をしたので、ハンドルとアクセルが軽くなり、バラストのガタガタもなくなったのでとても気持ちよく走れるようになった。


汎用ホットグリップヒーター(Yahoo オークション)
 http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j63843908