2009年12月11日金曜日

メディアプレーヤーBLUEDOT BMP-1430

私は、テレビドラマや映画を見るのが大好きなので、テレビを録画しては、ポータブル用にDivxエンコードしている。なので、それを再生するメディアプレーヤーもいろいろと持っていたりする。今回購入したのは、BLUEDOT BMP1430という製品。30GBのハードディスクが付いているので、たくさんのメディアファイルを入れておくことができる。


以上が、パッケージ。

これが本体。4インチのワイド液晶でポータブルとしては、大きくて見やすい。

付属のケース。この製品は、この手のメディアプレーヤーには珍しく、タッチパネル操作に対応している。なので、PDAのように、タッチペンがついている。このペンは、伸縮アンテナのように伸び縮みするタイプ。もちろん、ペンは本体に収納できる。

そして、この製品は、このペンがスタンドになるので大変便利だ。

持って見ていると意外にずっしりしているので、だんだん疲れてくるが、このように立てることによって机などに置いて見ることができる。もうひとつの特徴は、内部でLinuxを使用していることだろう。いわば、小型のパソコンみたいなものだ。だから、Divxファイルに限られるようだが、スキップ機能や、スライドバーによる早送りに対応している。HDDビデオレコーダーなどでは、10秒から30秒程度をスキップして、早送りする機能を持つものが多いと思うが、それとまったく同じだ。CM入りの番組や、連続ドラマなどでは最初に前回のあらすじが流れたりするが、それを簡単にスキップすることができ。さらに、半分くらいまで飛ばしたい時には、スライドバーの真ん中をタップすることで、一気に半分のところまで飛ばすことができる。このような機能があるものはなかなか無い。このようなパソコンのような機能を持てたのもLinuxをベースにしているからだろう。


この製品は、製造元は韓国で、それを日本語化し、カスタマイズしたものだ。そのため、製造メーカーのサイトには、特殊なファームウェアが有って、それをインストールすることで、Linuxアプリケーションをインストールしたりできるようになるらしい。だが、日本のBLUEDOT版では、そのようなファームウェアは提供されていない。実を言えば、あまりそんな機能の必要性も感じないのだが。


さて、使い勝手だが、Linuxを使ったパソコンライクな反面、動作は、お世辞にもキビキビしているとはいいがたい。再生ボタンを押してから、一拍どころか数秒間無反応となり、忘れたころに再生が始まるような感じだ。だが、再生が始まれば、特に不具合もない。一時停止や、スキップなどの操作はそこそこ機敏だ。


メディアファイルの転送は、とても簡単だ。USBケーブルで、PCと接続して、BMP-1430を、PC接続モードにすると、PCからは、外付けHDDとして見えるようになる。後は、メディアファイルをコピーするだけだ。フォルダーも有効なので、ファイルをフォルダー管理するといい。BMP-1430からもそのフォルダーがそのまま見える。


液晶がタッチパネルになっていることが原因だろうが、液晶輝度を最大にしても、やや暗い感じだ。晴れた日中の屋外では、ほとんど液晶は見えない。まぁ、他の明るいプレイヤーでも晴れた日中屋外でよく見えるものは多くは無いが。


この製品、発売当初は、なんと7万円台だった。正直言って、マイナーブランドという事もあるが、高すぎだ。おそらくぜんぜん売れなかったのだろう。一時2万円程度で売っていたが、在庫がなくなっていたが、最近見たら、9,800円で販売されていたので、注文したしだい。30GBもの大容量で、1万円以下というのはさすがに他では見たことがない。


第265回:ワイド液晶搭載メディアプレーヤー「BMP-1430」(AV Watch)
 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060712/zooma265.htm


価格.COM(BMP-1430)
 http://kakaku.com/item/01330510091/