2009年12月7日月曜日

太宰府とCKファクトリー

朝、バイクの所に行って温度計を見たら、「06」と見えた。寒いと思ったが、6度か。いや、0.6度だった。車の窓が凍っていた。バイクの暖機を5分ほど行ったが、走り出すと、全然エンジンが吹けない。それどころか、ストンと止まってしまう。セルを回すとすぐにエンジンがかかるが、また、走り出してアクセルをひねるとエンストする感じになる。どうも、寒さに弱い感じだ。今年一番の寒さで、道ばたの草も霜で白くなっていた。

一度エンジンを切って少ししてから、走り出したら、今度は、大丈夫だった。寒い季節は、キャブレターの中が凍ってしまうことがあり、エンジンが止まる。LEAD110は、インジェクションなので、ほとんど暖機したこともなかった。それでも、全然平気で走ることができる。寒い時には、インジェクションのありがたみを感じる。

エアークリーナーボックスとマフラーを交換した状態で、太宰府に行ってみた。途中で峠道もあったが、登りは、とてもつらかった。というのも、アクセル全開走行になるが、そうなると、マフラーとエアークリーナーユニットからの爆音2重奏状態になり、耳が痛くなる。しかも、エンジンは7,000回転がやっとの状態で、速度も40km/h程度しかでない。我慢の走行となった。だが、下りになったら、一変した。下りは、スロットルもハーフスロットで、7,000回転で、60km/h程度の速度が出るので、とても楽しい。WACOX H1は、基本的に走行安定性が高いので、コーナーがあまり怖くなく、カーブの出口でも下り坂なので十分加速するから安定する。

太宰府天満宮のみやげものの店舗が建ち並んでいる。数軒は、シャッターが下りて、不動産やの張り紙がしてあった。不景気だとは言え、神社の入り口だというのに、何だかなぁという気がする。
これが本殿。お賽銭を投げて、お祈りしてきた。また、
いつのように、交通安全のステッカーを購入。700円。上をみれば解るように、ここは、学問の神様。来年入試だと思われる親子が何組かきていた。しかし息子は、だいぶ大人びていて、すでに大人の雰囲気だった。
帰りに、ここで、
梅ヶ枝餅を買った。帰ってから食べたが、うまかった。

太宰府の近所に、九州で中華バイクを輸入して売っているCKファクトリーという会社があるので、寄ってみることにした。
二人の方が出てきて迎えてくれた。とても人なつこそうで、気さくだ。そして、WACOX H1を興味津々で、二人で見ていた。なんだか、CKファクトリーのバイクを見に来たつもりが、逆にいろいろ質問されて立場が逆転してしまった。しかし、同じ中華バイク、よく見ると似ている。
バックミラーなどは、全く同じだった。エンジンもほぼ同じようだ。
このCKファクトリーで一番の大型車は、「剣」というバイクで、車格は、WACOX H1とほぼ同じくらいだった。価格は、135,000円だった。
その他のバイクは、9万円から9万5千円になっていた。バッテリーは床下、ガソリンタンクは、シート後方にある。ガソリンタンクは高い位置にある方が、安定しているように思う。だが、剣は、WACOX H1同様に、ステップの所らしい。

話を聞いたところ、直接中国に行って仕入れているが、この価格では赤字だという。また、代理店も探していると言っていた。ここしかないと、この近所以外では、なかなか売れないだろう。しかし、CJ-BEETと同じで、通販もしているので、逆に埼玉などにも売った事があると言っていた。あまりに気さくで、思わず話し込んでしまった。もしも、次に中華バイクを買うことがあったら、ここから買うことにしよう。剣は、なかなか良さそうなバイクに見えた。


このツーリングで思ったのは、やはり、エンジンが回らないので、つまらない。とくに少しでも登りだと爆音になるだけで、全然加速しない。これは本当につらい。思うに、エアークリーナーボックスの絶対的な吸入量が、足りていないのではないかと思えたので、帰ってから、純正と交換してみることにした。せっかくなので、DIY建築士さん同様に、純正エアークリーナーボックスの底にドリルで穴を開けた。持っている最大のものが5mmだったので、これで8個程度穴を開けた。そして、交換した。

試走してみたところ、エンジンがとにかく回る。坂道でもちゃんと加速していく。エンジンは、9,000回転までストレス無く回り、時間はかかるがそれ以降も回わろうとする。それ相応の加速もする。ただし、低速域は逆に若干弱い感じがする。その代わり、6,000回転以降のエンジンの吹けが良いので、出足はちょっと悪いが、そのあと2段目の加速があり、車をリードすることもたやすい。楽しくて、近所を2,3周してしまった。

結論的に言うと、このエアークリーナーは、低速での吸入は良いものの高回転での絶対的な吸入量が足りていないとしか思えない。このエアークリーナーボックスは、お勧めできない。

また、回転が上がるようになって気持ちよく走れるようになったが、加速した後でアクセルを戻すとアフターファイヤーと思われる、ボボンッボボンッという音がする。これは、やはり、キャブの調整が必要かもしれない。